2023/11/07
プレミアム不動産会社シャン・プロパティーズ(Shang Properties)は、2024年に少なくとも2つの新しいプロジェクトを立ち上げる予定で、うち1つのロケーションがセブになりそうです。
今年2つの住宅プロジェクトを立ち上げ、シャン・プロパティーズとして初めてマニラ首都圏以外でブランドを展開する可能性があると同社のマーケティング・ディレクター、ジェイミー・ウイ氏は話しています。
ウイ氏によると、交渉は進行中であり、シャン・プロパティーズの関係者が最近、ブランド展開のためにセブを訪れたということです。
ウイ氏は、会社の成長と、シャン・プロパティーズがターゲットにしている高級市場・ラグジュアリー市場の成長に期待感を高めています。
経済の見通しについては課題もあるものの、ウイ氏は今後数ヶ月、数年で売上が増加すると見ています。住宅は人々にとってなくてはならないもので、住む場所にはちゃんと投資をするものだと楽観的な見方を示しています。
同社はタギッグで開催されたイベントで、新しくなった会社のロゴを発表しました。より洗練されたロゴは、現代に適応し、前進する会社の動きを反映しています。
シャン・プロパティーズは、シャングリラ・プラザ・モール、ザ・エンタープライズ・センター、ザ・シャング・グランド・タワー、マカティのザ・ライズなどを所有しています。また、シャングリ・ラ・アット・ザ・フォートの約60%も保有しています。最近、パシグとケソンシティで新しいプロジェクトを立ち上げたところです。
総合不動産サービス会社コリアーズ・フィリピンは、メトロマニラの高級・ラグジュアリーコンドミニアム市場(1,200万ペソ以上)について、上昇する金利や住宅ローン金利にもかかわらず、底堅く推移していると述べています。というのも、投資家らはこれらのプロジェクトの値上がり可能性に注目しているからです。
コリアーズによると、高級物件はインフレに対するヘッジになるだけでなく、高級アメニティのついた上質な物件が好まれる傾向にあります。富裕層市場の需要が高まっていることから、これらのプロジェクトに対する需要は首都圏以外にも拡大する可能性が高いとコリアーズは見ています。
コリアーズは、デベロッパー各社に対し、マニラ首都圏以外の主要都市部における、より高級でラグジュアリーなプロジェクトが市場に受け入れられるか評価を進めるように推奨しています。
2022年、セブ、パンパンガ、ダバオ、バコロド、イロイロにおける高級・ラグジュアリーコンドミニアム・セグメントは、総成約戸数に占める割合は約11%で、2021年の8%から上昇しました。
(出所:ABS-CBN、Colliers Philippines)
(画像:UnsplashのNaz Diocampoが撮影した写真)
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