2020/04/06
[シンガポール]新型コロナウィルス対策として
「サーキットブレーカー」措置
海外から帰国したシンガポール人・永住者・長期滞在ビザ所持者による感染例が増える中、シンガポール内で感染経路が特定できない例も増加していることを受けて、シンガポール政府は2020年4月3日(金)夕方にリー・シェンロン首相による会見を実施、「サーキットブレーカー」措置として、事実上のロックダウンを発表しました。
■シンガポール「サーキットブレーカー」措置の概要
1.閉鎖対象となるもの
・すべてのアトラクション、テーマパーク、美術館・博物館、カジノ
・スポーツ・レクリエーション施設(公営プール、カントリークラブ、ジム、フィットネススタジオ)
・日用生活必需品以外の実店舗
※ショッピングモールは生活必需品を提供する店舗へのアクセスのために開店する(例:スーパーマーケット、飲食店)
2.営業・サービスを続行できるもの
(1)飲食店
レストラン、ホーカーセンター、コーヒーショップ、フードコート、その他飲食店
・店内での飲食は禁止
・テイクアウト、デリバリーのみ
・テイクアウトには容器持参
(2)食料品の供給に関連するビジネス
・スーパーマーケット、コンビニエンスストア、食料品店、卸売・ウェットマーケット(地元の市場)
・デリバリー、食品供給関連業者(食品製造・ケータリングなど)
(3)医療・社会サービス
・病院、一次医療サービス(総合病院、民間の一次医療サービス)、薬局
・コミュニティケアサービス、コミュニティメンタルヘルスサービス
・高齢者など弱者グループを支援するための特定の社会サービス
(4)日常生活に必要なサービス
・公共交通機関
・ポイント・トゥ・ポイント輸送機関(タクシー、民間バス、ハイヤーなど)
・美容室、理容室
・メガネ
・配管工、電気工、錠前師
・金物店
・獣医、ペット用品
(5)その他生活必需サービス
・政府サービス
・銀行および保険サービス
・電気、水道、廃棄物、環境に関連するサービス
・通信サービス
・郵便サービス
・公園(ただし、エクササイズ時にはセーフ・ディスタンシング*を実施)
*1メートル以上間隔を空けるなど
3.教育機関は在宅学習に切り替え
(1)小学校、中等学校、短大、高等教育機関、特別支援学校の生徒:
4月8日~5月4日まで、完全在宅学習(Full Home-Based Learning)
(2)プレスクール、教育省認可幼稚園、児童保育施設:
上記期間中は閉鎖
(3)私立教育機関
在宅学習へ移行する、または閉鎖
(出所:シンガポール政府ウェブサイト)
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