2022/03/28
先週3月24日、シンガポールのリー・シェンロン首相は、国民に対して演説を行い、新型コロナウイルスに関連する制限措置の緩和を発表しました。3月29日から具体的に何が変わるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
シンガポールは、コロナの安全管理措置(Safe Management Measures (SMMs) )を5つのパラメータを使って管理しています。
1.グループサイズ
2.マスク着用
3.職場の要件
4.セーフディスタンス
5.収容定員の上限
今回のリー・シェンロン首相の発表では、3月29日より以下のように規制が緩和されることになります。
さらに、変更となる主なルールには次のようなものもあります。
飲食店でのイートイン
・ワクチン接種を完了した10名までのグループが、一度に飲食店で食事をすることが可能に。飲食店入口にてワクチン接種別のSMMsチェックが実施されていた店舗が対象。
・飲食店の負荷軽減措置として、入り口でのチェックをせずに、1つのテーブルにワクチン接種完了者5名までを案内することも可能。
・飲食店での夜10:30以降のアルコールの販売・消費も可能に。
ライブパフォーマンス・プログラム上映
・屋外でのライブパフォーマンスおよび大道芸の再開が可能に。
・グループでのパフォーマンスの場合は、パラメータ1~5に準ずる。
・飲食店でのライブ放映プログラムまたは録画の上映も可能に。
発声を伴う活動
活動の間マスクを着用することを条件に、大きなグループでの次の活動が可能に。
・集団での歌唱・詠唱
・イベント参加者・観戦者などによる応援
・学校などでの歌唱
社会的なイベント・大規模集会
ガラディナー、会社イベント、誕生日や記念日のお祝いなどの大規模な集会・イベントも再開。イベントの運営側は、SMM1~5に則って、テーブル当たりの人数は10人以下とし、テーブル間は1メートル空けるものとする。
ナイトライフ
バーやパブ、カラオケやナイトクラブといったビジネスでは、感染のリスクが高いうえに、SMM1~5の順守が難しいため、管轄当局が別途検討の上で発表。
スポーツの再開
2022年3月15日より、ワクチン接種を完了した30人を上限とするチームスポーツが再開可能。スポーツの前後、および休憩時間には、現行のSMMsを適用。
参加する全員がワクチン接種を完了していれば、追加のコロナ検査は必要なし。ただし、スポーツ活動前の自己テストと、陽性または症状がある場合は自宅待機が強く推奨される。
スポーツ活動の前には、健康に関する宣誓書を記入することが求められる。
もっと詳しく知りたい方はこちら