2022/05/25
フィリピン不動産大手のSMプライム・ホールディングス(SM Prime Holdings Inc.)は、今年の設備投資に800億(約1,951億円)ペソを割り当てます。
2022年4月末に行われた同社の年次株主総会で、SMプライムのジェフリー・リム社長は、設備投資予算のうち20%に当たる約160億ペソ(約390億円)を土地の取得に使うと述べています。
設備投資予算の残りの金額は、モール、レジデンシャルプロジェクト、オフィスの開発に使われるということです。
リム社長は、最近オープンしたSMシティ・ロクサス(セブ島北部)に続き、SMシティ・トゥゲガラオ(ルソン島北東部)、SMシティ・ソルソゴン(ルソン島南部)、SMシティ・タンザ(マニラ首都圏南カヴィテ州)が今年の残りの期間でオープンする計画についても触れました。
一方で、レジデンシャル開発を手掛ける傘下のSMDCについて、昨年の12,000戸に続き、今年は12,000戸~15,000戸、最大で20,000戸の販売を開始するとも述べています。
ホテル部門については、まだパンデミック前のレベルではないものの、観光客が戻りつつあり、ホテルの稼働率は45%ほどにまで回復してきているとコメントしています。
「経済が再開されるにつれ、今後さらに改善が続くと考えています。よって、5月、6月から今年末にかけて、観光客数という意味では大きな増加が見られるはずです。」
シー財閥が率いるSMホールディングスの2021年の純利益は、前年の180億ペソ(約439億円)から21%増加して218億ペソ(約532億円)でした。収益は横ばいで823億ペソ(約2,007億円)でした。
(出所:Manila Times)
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