2021/06/07
[ベトナム] スタンダードチャータード銀行:2021年のベトナム経済6.7%成長を予測
2021年6月1日、スタンダードチャータード銀行はベトナムのGDP成長率を2021年は6.7%、2022年は7.3%とする予測を発表しました。
スタンダードチャータード銀行のベトナム・タイ担当エコノミスト、ティム・リーラハパン氏は、ベトナムはCovid-19パンデミックの中でも堅調に推移しており、好調な経済圏の一つだと示している、と述べています。
しかし、他の国々と同様、国内のCovid-19の影響を受けており、これは不可避であるとも付け加えています。
ベトナムは、2021年3月8日より、国内のワクチンプログラムを開始しました。医療現場で働く人々を中心に、これまでに約100万人がワクチン接種を受けました。プログラムの拡大は、ベトナムが観光業を再開させ、持続的な景気回復を促進するカギとなる、とリーラハパン氏は述べています。
スタンダードチャータード銀行の他の専門家は、ベトナムの貿易関連の数値が、昨年からポジティブであることを指摘しています。
特に、携帯電話および付属品が、海外向け出荷全体の16%ほどを占め、電子機器、コンピューター、交換部品が約15%を占めています。
ベトナムはまた、2021年の最初の4か月で13億USドル(約1,433億円)の貿易黒字を記録しています。
専門家は、急速な経済成長はインフレを助長するが、世界的な食糧価格の上昇もまた国内のインフレに影響を与えていると付け加えています。
今年のベトナムのインフレ予測は、3.8%となっています。
▼ベトナムのインフレ率推移(出所:世界銀行)
(出所:Vietnam Plus)
(画像:Image by Holger Schué from Pixabay)
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