2021/12/02
フィリピンの高所得層向けレジデンシャル物件の需要の需要は根強く、バイヤーは、パンデミックの期間も物件探しを続けているようです。
不動産総合コンサルタント会社サントス・ナイトフランクは、直近のレポート「グローバル・バイヤー調査2021-フィリピン版」で、新築、中古の住宅需要は依然として高く、低密度環境や室内の空気質やグリーンスペースといったウェルネス関連の特徴がバイヤーが考慮するポイントとなっていると述べています。
フィリピンの調査では、回答者の半分が40代から60代で、83%が都市部に住んでいます。
調査の結果では、フィリピン国内の回答者のうち49%は、パンデミックが始まっても次の住宅を購入する際の予算は変わっていないと答えています。また、郊外への関心の高まり(40%)も明らかになった一方で、都市部の人気は相変わらず(33%)でした。
これらのことから、住宅需要は依然として高く、パンデミックの中で徐々に進化していることを示唆しています。
サントス・ナイトフランクのレジデンシャルサービス部門のアソシエート・ダイレクター、マリー・ヴィジャヌエヴァ氏は、「パンデミックにより、健康、ウェルビーイング、快適さ、安全に対するバイヤーの懸念を増大させました。これが、新築・中古物件の取得の際の好みのシフトに明らかに現れています。」と述べています。
パンデミックからの回復が続く中、ヴィジャヌエヴァ氏は、レジデンシャル物件の購入を検討している人は割引がある今のうちがいいだろうとも話しています。
「調査の結果から、オーナーの39%が今後12か月で所有する物件の価値が1%~9%上昇すると考えており、市場の自信感の高まりを反映しています。」
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