[タイ] コンド立ち上げが加速

タイ・バンコクのコンド市場の動きについてご説明しましょう。

[タイ] コンド立ち上げが加速


バイヤーの関心は既存のBTSスカイトレインやMRTの路線沿いに集まり、後半期の出だしも堅調でした。しかし、さらなる成功は経済状況にかかっています。


▼新規販売開始したコンドミニアムユニット数(バンコク)


バンコクのコンドミニアムデベロッパーにとって7月、8月は忙しい時期でした。11,600ユニットが販売開始となり、2018年初から8か月間で、合計33,395ユニットとなりました。


7月、8月の合計は、2018年第2四半期全体よりも37%高く、さらに多くのデベロッパーが今月の立ち上げを計画しています。結果として、コンドミニアム業界は2017年に匹敵するレベルか、もしくはそれを超えるとみられています。


さらなる成功のカギは、経済状況です。しかし、経済成長率とともに、購買力および消費者信頼感は安定的に回復しつつあります。


2018年初から8か月間に新規販売開始したコンドの76%は、既存のBTSおよびMRT沿いにあり、約20%が工事中の新設ルート沿いにあります。新設ルートに対して比較的デベロッパーや消費者の関心が薄いのは、公共交通機関の工事に対する懐疑的な見方を反映しています。というのも、工事の遅れが公式スケジュールから3年以上遅れる傾向にあるからです。


同様に、既存の公共交通機関沿線の新築コンドプロジェクトは、外国人だけでなくタイ人バイヤーの成約率も高くなっています。上場デベロッパー各社による、これらのロケーションの販売率は今年平均約65%となっています。


複数のコンド開発物件における外国人への販売率は、販売可能スペースの上限49%に達しており、いくつかの物件では、ユニットが数時間で予約いっぱいになるというようなことも出ています。タイ人バイヤーの購買力もまた増加してきていますが、バイヤーの中には、来年選挙が行われたときの、政治的な展開や新政府の元での経済の状況を懸念する者もいます。


上場デベロッパーが引き続きコンド市場でのメインプレーヤーとなっており、今年これまでの新規ユニットの58%が上場デベロッパーによるものとなっています。さらに、20%が非上場の有名デベロッパーによるもので、残りが小規模の新設デベロッパーによるものです。


デベロッパー各社は、ユニットコストが5百万バーツ(約1,734万円)以下が妥当であると考えており、今年販売開始したユニットの約70%が平米あたり150,000バーツ(約52万円)以下で販売されています。


住宅市場も同様に上向きの傾向を見せており、新規プロジェクト、特に工事中の公共交通機関沿線でのタウンハウスの開発が進んでいます。上場デベロッパーが特に、タウンハウスの好調な販売を見せています。


ユニットあたり、7百万バーツ(約2,427万円)以下の販売価格のシングル・デタッチド・ハウスプロジェクトの売れ行きも好調で、工事中の公共交通機関沿線で特に顕著でした。


2018年初から8か月間で、約7,000戸のデタッチド・ハウスユニットが販売開始となり、その約70%が500万バーツ(約1,734万円)以下となっています。平均成約率は50%で、住宅プロジェクトとしては低くなく、上向き傾向の証明ともいえます。

(出所:Bankgok Post