2018/10/30
[タイ] Facebook(フェースブック)がタイで初の不動産サービスをアップ
タイは、フェースブックの新しいマーケットプレイスのカテゴリー「賃貸用物件」がスタートするアジアパシフィック最初の国となります。
世界的に、タイはフェースブックが賃貸用物件カテゴリーを導入する5番目の国になる(米国、カナダ、フランス、英国に次ぐ)と、フェースブック・マーケットプレイスのプロダクトマネジャー、マヤンク・ヤダーヴ氏は語りました。
タイは、月あたり5,100万人のユーザーと日あたり3,200万人のアクティブユーザーを抱える、フェースブックにとっても重要な市場です。モバイルファースト*の国でもあり、強固なコマーシャル文化、特にフェースブックメッセンジャーを通じてメッセージベースで行われる会話型コマースがあるからです。
*モバイルファーストとは、主にWeb開発において、PC版に先行してモバイル版から開発する手法、またはコンセプトのことである。モバイルファーストの利点として、狭い画面・限られた操作方法・必ずしも高速でない通信速度、といった厳しい制約のあるモバイル端末をベースとして開発することによって、余分な要素を削ぎ落したユーザー本位のコンテンツの実現が期待できる点などが挙げられる。
タイには、250万もの小規模ビジネスのフェースブックページがあります。
フェースブックは、2018年10月11日、この新機能を特定グループ向けにスタートさせました。4週間以内に、すべてのフェースブックユーザーがアクセス可能となります。
ヤダーヴ氏によると、フェースブックがパートナー企業(ドット・プロパティ、ヒップフラット、プロパティ・フロー)との提携によりサービスを提供するのは初だと言います。
タイは、賃貸カテゴリーにおいて二か国語対応(タイ語/英語)を行うのも最初の国となります。
フェースブックは、同機能を無料にて提供、特にユーザーの長期賃貸(12か月以上)の需要につなげるとしています。
不適切な内容を検知して削除するため、評価システムやレポートツールなどの仕組みも組み込まれます。
「我々は、ユーザーの需要を満たすことを目標としています。93%のユーザーがフェースブックを通じて商品やサービスを見つけているからです。」ヤダーヴ氏は言います。
この新機能を利用するには、マーケットプレイスに行き、「賃貸用物件」を選択します。賃貸物件のリストが出て、ロケーション別のブラウジングができるように地図を利用することもできます。ロケーション、価格、賃貸タイプ、サイズ、ペット可否などで絞り込みもできます。
ユーザーが興味を示した場合、アプリ内で物件オーナーに詳細を問い合わせることができます。
昨年11月、フェイスブックは、国内コミュニティ内でものの売り買いができる場として、タイでマーケットプレイスを立ち上げました。タイは、マーケットプレイス機能を導入する最初の国々の一つです。
米国では、フェースブックはマーケットプレイスを2016年11月に開始、現在では米国ユーザーの1/3がマーケットプレイス上でビジネスを行っています。
(出所:Bangkok Post)
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