2018/09/17
[タイ] FazWazが、プロップテックの将来に機械学習を導入
プロップテック・ポータルのe27が最初にFazWazを取り上げたのは、FazWazが稼働を始めてたった1週間ほどでした。当時、FazWazは、常に最新で、正確なデータに裏付けされたリスティングをプラットフォームに掲載していこうとしていました。
あれから3年。e27は、FazWazの自動化を準備している、ポール・トレイマン氏と対談する機会がありました。
当時の記憶をたどる
当初、FazWazは、かかる料金や費用を明確にした、リスティングの横並び比較ができる、データ主導の比較プラットフォームであるという点をブランドの特徴として打ち出していました。この目的は、ユーザーがしっかりと情報を把握した上で意思決定ができること、および売り手に価格推定額を提供することでした。これは、はっきり言うと、決して容易なことではありませんでした。
「不動産市場の情報の限界が課題でした。我々は、実際に足を運んで、不動産ネットワークのなかで関係を築き上げる必要がありました。十分な量の正確な情報がなく、適切なシステムが構築されていないので、時間を要するものです。」とトレイマン氏は説明しました。
ローンチ間近となり、次に直面した課題が現地の労働力の雇い入れです。
「タイの人々は、多国籍企業に惹かれる傾向にあります。」とトレイマン氏は言います。しかし、今では、15名ほどだったスタッフもタイ国内のオフィス全体で70名ほどにまで成長しました。
プロップテックの将来は機械学習
2018年末までに、FazWazはAI(人工知能)の機械学習ができるチャットボット*を導入予定です。FazWazは、このチャットボットを、プラットフォームにおけるカスタマーサービスの窓口にしようと計画しています。
このバーチャルエージェントであるチャットボットを導入すれば、FazWazはチャットボット導入する最初のプロップテックの一つとなるでしょう。トレイマン氏はまた、チャットボット導入により、問い合わせへの対応が迅速になるため、カスタマープロセスがより効率的かつ生産的になるだろうと加えました。
*チャットボット(chatbot):「チャット」と「ボット」を組み合わせた言葉で、人工知能を活用した「自動会話プログラム」のこと。「チャット」は、インターネットを利用したリアルタイムコミュニケーションのことで、主にテキストを双方向でやり取りする仕組み。
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(出所:Property Portal Watch)
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