[タイ] ロックダウン延長5月末まで

タイのプラユット・チャンオチャ首相は、4月28日火曜日、新型コロナウィルス(Covid-19)感染拡大抑制のためのロックダウンを1か月延長し、5月31日までとすることを発表しました。

[タイ] ロックダウン5月末まで


プラユット・チャンオチャ首相は、4月28日火曜日、緊急事態宣言をさらに1か月延長して5月31日までとすることを発表しました。タイの国内の新型コロナウィルス(Covid-19)の新規感染者は過去2週間で減少してきています。


首相は、現在課されているロックダウン措置について、延長が必要だとする一方、行動制限に関する多くの命令は残しつつも、いくつかの制限は緩和されると話しています。


「措置を緩和することで感染が再び増えて後戻りするようなことがないようにしたい。」と語っています。


Covid-19感染拡大をおさえることを目的として、夜間外出禁止令を含むロックダウン措置にかかる絶対的な権限を政府に与えるべく、3月26日に発令された緊急事態宣言は、本日4月30日に終了することになっていました。


夜10時から朝4時までの夜間外出禁止令や、外国からの入国規制は継続となります。


一方で、内閣は、5月の4つの祝日(5月1日(メーデー)、戴冠記念日(5月4日)、仏誕祭(5月6日)、農耕祭(5月11日))についてはキャンセルしませんでした。

タイの旧正月にあたる伝統的な水かけ祭り「ソンクラン」(4月13日~15日)は今年はキャンセルとなりました。


ナルモン・ピンヨーシンワット政府報道官は、記者会見で、「感染を抑えるために、外出自粛するよう、みなさんにはご協力いただきたい」として、他県への移動や、集会をおこなったり、感染のリスクがある活動に参加したりしないように呼びかけています。

タイの多くの地域は、部分的ロックダウンに入っており、ショッピングモール、レストラン、その他エンターテイメントやスポーツ施設が3月中旬より閉鎖となっていました。


プラユット首相は、必要性を判断して、どの活動について再開を許可するかを検討する委員会を発足させたとしています。


ロックダウン緩和は、4つのフェーズで行われる予定で、それぞれのフェーズは少なくとも14日の間隔をあけて実施されるとのことです。


夜間外出禁止令や集会の禁止を含む、緊急事態宣言の違反で毎日何百人もの逮捕者が出ています。違反者は、最長2年の禁固となります。「緊急事態宣言を守ってください。これまで私たちの安全を守ってきたものです。」とプラユット首相は国民に呼びかけています。


タイが緊急事態宣言を発令し、夜間外出禁止令を発したのは、当時陸軍司令官であったプラユット氏が率いる2014年5月のクーデーター以来です。


4月27日月曜日、タイ民間航空局(Civil Aviation Authority of Thailand)は、帰国便、貨物便、緊急着陸を除くタイ着の民間航空機の着陸禁止を5月31日まで延長することを発表しました。


タイは、3月中旬にCovid-19新規感染者数が急増しましたが、4月上旬から徐々に減少してきています。4月29日時点で、タイの新規感染者数は9件、累計では2,947件、死亡者数は54名となっています。


▼タイ保健省ホームページより

(出所:Straits Times

(トップ写真: Glen Carrie on Unsplash