2020/04/20
[タイ] プラユット首相、4月末に制限緩和を検討か
タイのプラユット・チャンオチャ首相は、新型コロナウィルス(Covid-19)の新規感染者数が減少してきていることを受け、現在課されている経済的な制限措置のいずれかを今月末にも緩和することを決定する見通しだと、Covid-19状況管理センター(Centre for Covid-19 Situation Administration(CCSA))が発表しています。
CCSAのスポークスマン、タウィーシン・ウィサヌヨーティン博士は、夜間外出禁止令やビジネス閉鎖にかかる決定は今後の状況次第だとしています。
タイ政府は、4月3日~30日にかけて、タイ全土で夜10時~朝4時までの外出を禁止する夜間外出禁止令を発令。地方政府もまたそれぞれ、感染拡大を押さえるべく、ビジネス閉鎖にかかる命令を出しています。
これらの措置が取られて以来、コロナウィルスの感染者数が減ってきていることから、多くの人々が今月末にも政府がこれらの規制を緩和するのでないかと期待を寄せています。「4月30日に向けて、今後の国民の協力と規制の遵守にかかっています。新規感染者数は減少していますが、もっと決定的な数字が欲しいのです。」とタウィーシン博士は述べています。
ショッピングモールの中には、5月1日の営業再開に向けて準備を始めているものがあるとの報道について、タウィーシン博士は、CCSAのセンター長であるプラユット首相が4月の最終週に状況を判断することを強調しました。タイの百貨店大手セントラル・デパートメントストアは、事業パートナーやテナントに対して、5月1日の営業再開に向けて準備を進めるように連絡しています。
4月19日(日)の新規感染者数は32件、タイ全体では累計2,765件となりました。新規の死者はありませんでした。死者は累計で47名、回復し退院した患者数は1,928名となっています。
CCSAによると、タイ77県のうち、4月5日から18日の2週間で新規の感染者数の報告がゼロであった県は33県、また9県はCovid-19の感染者報告がゼロとなっています。タウィーシン博士は、感染者数が減っているからといって、油断してはならないと国民に注意を呼びかけています。
(出所:Bangkok Post)
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