[マレーシア] The Linc KL、コロナ禍にも関わらず来年には稼働率100%に

2021/12/07


マレーシア・クアラルンプールのジャラン・アンパンとジャラン・トゥン・ラザックの交差点の約14,850平米の敷地に位置するショッピングモール「ザ・リンクKL(The Linc KL)」は、来年新たなテナントが加わり、稼働率が100%になります。





自然派ながらも都会的なライフスタイルとコミュニティハブを提案する同ショッピングモールは、2018年11月にオープンし、現在の稼働率は93.4%です。



2階建ての建物の正味賃貸可能面積は、約12,364平米です。ポップアップストアも含めた30のテナントが店を構えています。



モールの運営は、クオック・ブラザーズ・グループ(Kuok Brothers Sdn Bhd Group)傘下の不動産会社PPBグループです。



ザ・リンクでは、自然の中でのお買い物を楽しんでもらおうと、もともとあった大木6本をそのままに、周りに納屋風の建物を建てており、近隣の高層ビル群に新鮮な雰囲気を与えています。



建物のデザインには、木々の成長を妨げないよう十分なスペースが考慮され、太陽光を取り入れつつも、訪れる人が雨風にさらされないような造りになっています。



また、モールにはグリーンな設計要素や取り組みも備わっています。室内への熱伝達を減らすことで、断熱屋根がエネルギー消費を減らす助けになっています。



PPBプロパティーズは、ぺタリン・ジャヤにももう一つモールを所有しています。こちらは、タマン・メガにある複合用途開発プロジェクト「メガ・ライズ(Megah Rise)」(総工費3億リンギット)の一部です。



タマン・メガの元ミン・ティエンフードコートの敷地にメガ・ライズがオープンしたのは2018年3月のことです。



メガ・ライズには、228戸のアパートメントユニットと4フロアのリテールモールが入っています。


(出所:New Straits Times

(画像:Photo by Marc Chong on Unsplash )