2018/09/17
[カンボジア] カンボジアに住む中国人が2017年から二倍に
カンボジアに住む中国国籍の人数が今年、210,000人を超えました。昨年は100,000人であったと、新たに任命されたソック・パン国務長官が2018年9月13日(水)に述べました。
国務長官は、「210,000人のうち、78,000人以上がプレア・シアヌーク(県)に住んでいるが、20,000人ほどしかワークパーミット(就業許可証)を持っていない」と言います。
▼プレア・シアヌーク(シアヌークビル)県
この数値は、中国国籍によるビザの延長申請の統計に基づいており、去年の数値には外交官および観光客のは含んでいません。
高官や入国管理局の警察署長を前に、ソック・パン氏は、このような違法滞在者を取り締まるべきだと、関係当局に呼びかけました。
同ミーティングで、入国管理局のダイレクター、キルット・チャンタリット氏は、カンボジアを出入国するすべての外国人の動きを注意深く監視していくと約束し、明確かつ効率的な入国管理の詳細な計画を保証しました。
「カンボジアのすべての国境チェックポイントにおける出入国のしっかりとした管理を行うべく、新しいアクションプランだけでなく(効果的な)入国戦略を導入するために、リサーチをしていきたいと思います。」とチャンタリット氏は述べました。
ソー・ケン内務大臣もまた水曜日に、General Department of Administration(管理局)、General Department of Immoigration(入国管理局)、General Commissariart of National Police(国家警察庁)および内務省のリーガルチームから成るサポートチームを結成し、プレア・シアヌークの入国管理関連の問題の解決するために、プレア・シアヌーク当局を支援すると述べました。
「このチームは、地元当局にとって代わるものではなく、当局が苦戦する(移民のの)違法行為を取り締まる手伝いをするものです。」とケン氏は説明しています。
政治アナリスト、メアス・ニー氏は、政府が移民の問題にうまく対処できれば、国家の安全だけでなく、経済にもいい影響を与えるであろう」と言います。
「こういった外国人は、カンボジア人の就業機会を増やし、国家のための収益を生むためにカンボジアにやってきているのです。」
外国人の出入国に関する管理に対する明確な対策を主張し、ニー氏はこう付け加えています。「関係当局は、これらの中国人の滞在目的を検証しなくてはいけません。」
▼カンボジア観光客数推移(出所:Trading Economics)
「ビジネス目的だと言われたら、しっかりとサラリーマンや実業家であることを確かめなければいけません。観光目的の場合もそうです。
ニー氏は、政府が厳しい監視をまだ行っていないがために、カンボジアの歳入に大きな打撃を与えうるという考えを明らかにしています。
(出所:Phnom Penh Post)
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