[フィリピン] 台風ライのインフラ被害額約6億ペソ

2021/12/27


クリスマス直前のフィリピンを襲った台風ライ(フィリピン名:オデット)は、インフラストラクチャーに6億ペソ(約14億円)近くの損害を残していきました。



2021年12月22日朝6時時点で、公共事業道路省(DPWH)の発表によると、オデットがもたらしたインフラストラクチャーへの被害総額は、5億8,580万ペソ(約13.4億円)となりました。まだDPWHへの報告ができていない地域もあり、今後被害総額はさらに膨らむ可能性があるとみられています。



DPWHのモニタリングでは、ミマロパ地方(地域4-B)の被害が最悪で、スーパー台風によって破壊されたインフラは2億3,190万ペソ(約5.3億円)相当となりました。



ミマロパ地方のパラワンも例外ではなく、台風の強風により送電線がなぎ倒され、停電が起き、家屋も破壊されました。



さらにに、東ビサヤ地方(地域8)の被害額は1億7,340万ペソ(約4.0億円)、カラガ地方(地域13)は1億4,500万ペソ(約3.3億円)、西ビサヤ地方(地域6)は3,550万ペソ(約8,100万円)となっています。



ルソン、ビサヤ、ミンダナオに壊滅的な被害をもたらした際のオデットの風速は時速195キロメートルに達しました。



DPWHは、被害を受けた地域に救援物資を運ぶために欠かせない、34の道路を再開できたと発表しています。



また、DPWHは、西・中部・東ビサヤ、北ミンダナオ、カラガ地方の清掃および緊急対応に1億ペソ(約2.3億円)を支出しました。



(出所:Philstar