2021/12/14
ベトナムは、2022年央までに、Covid-19ワクチン3回目の接種をすべての成人について終えることを目標にしています。
国内の感染者数が再び増加していますが、保健省は、成人の97パーセントが1回目の接種を受けていること、また70%は完全に接種を終えていることを発表しました。
保健省のド・シュアン・トゥエン副大臣は、12歳から17歳までの子ども約500万人が1回目の接種を終えたと話しています。
ベトナムは、来年は成人の3回目の接種、ワクチン未接種の者、12歳から17歳までの子どもの接種を重点的に行っていくということです。また、5歳から11歳の子どもの接種のためのワクチンの確保にも努めます。
12月から、保健省はすでに、基礎疾患のある者、50歳を超える者、医療現場で働くスタッフを含む、高リスクのグループに属する人々への3回目のコロナワクチン接種を承認しています。
ベトナムで少なくともコロナウイルスのワクチン接種を1回受けた人は、これまでに7,360万人、2回接種済みの人は5,500万人です。
2021年12月8日、国内の陽性者数は15,300人を記録、直近三か月で最も多い数字となりました。
ホーチミン市の陽性者数が最も多く1,453人、続いてタイニン省895人、ハノイ822人となりました。死者は全部で27,186人に上り、陽性者数の約2%となっています。
一方で、ベトナムは、78の国と地域からのワクチンパスポートの認定を開始することにしています。
ベトナム外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官によると、すでに72の国と地域のワクチン接種証明書の認定を発表していましたが、今回新たに、カナダ、イラン、イラク、モルディブ、南アフリカとジンバブエの6か国が認定リストに加わりました。ハン報道官は、当局が、国際基準に基づいたワクチンパスポートの様式をすばやく発行するソフトウェアソリューションを完成させ、証明書保持者の隔離期間が今後7日間に削減されると話しています。
また、オーストラリア、アメリカ、イギリス、日本、ベラルーシは、ベトナムのワクチンパスポートの認定を開始しています。
カナダとも大筋の合意ができている一方で、アセアン諸国、EU、中国と韓国は、まだ見直し段階で、ベトナムの一貫したワクチンパスポートのテンプレートを提出を待っている状態ということです。
ベトナムの旧正月「テト」の時期には、海外に住むベトナム人の帰国需要が高まることから、ハン報道官は、もし政府が国際線9路線を再開させるという運輸省の提案を承認したら、その帰国需要の一部を満たすことができるだろうと述べています。
ハン報道官は、ニーズやパンデミックの状況、ベトナム国内の隔離施設の収容能力などを鑑みながら、外務省はベトナム国民が帰国できるように関係各所と協力して進めていると話しています。
これまでに、約20万人のベトナム人が、帰国便800便で60の国と地域から本国へ帰国しているということです。
(出所:VNexpress)
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