2021/09/07
ベトナムは、ハノイ、ホーチミンシティの成人のワクチン接種期限を9月15日に設定しました。
ベトナム保健省は、コロナウイルスの感染の中心となっている、ホーチミンシティと首都ハノイに対して、すべての成人住民に少なくとも1回目のワクチン接種を9月15日までに実施するように命じました。
ベトナムのワクチン接種率は、域内で最も低い国の一つで、国の9,800万人の人口のうち、2回の接種を終えたのはたった3.3%、1回目を終えたのが15.4%です。
国のCovid-19感染状況は悪化してきており、感染者数は52万人、死者は13,000人、そのほとんどが過去2,3か月で発生しています。
国の経済の中心であるホーチミンシティは、国の感染者数の半分、死者の80%を占めています。
保健省は、緊急派遣の際に、「各都市は民間の医療機関も総動員して、住民のワクチン接種を進めなければならない」と述べています。
政府のデータによると、ホーチミンシティの成人人口697万人のうち、少なくとも1回の接種を終えた割合は88%となっています。ハノイの成人人口575万人については、53%が1回接種を終えています。
保健省はまた、すべての成人人口のワクチン接種を終えるための9月15日という期限を、南部のビンズオン省、ドンナイ省、ロンアン省に対しても設定しています。
保健省によると、ホーチミンシティ、ビンズオン省、ロンアン省には、ワクチン接種を行うのに十分な回数のワクチンが割り当てられているということです。
ベトナムがこれまでに受領したワクチンは、3,300回分で、さらに今月末までに1,700万回分を受領する予定になっています。
ファム・ミン・チン首相は8月末の週、ベトナムのコロナとの戦いは長期化する可能性があるが、無期限にロックダウンや社会隔離措置に頼ってはいられない、と発言しています。
(出所:Channel News Asia)
(画像:Image by Mufid Majnun from Pixabay)
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