ベトナム民間航空局（CAAV）によると、今年1～5月のベトナム国内の空港の旅客数は、前年同期比37.8％増の4,550万人に上りました。

このうち、外国人旅客数は1,200万人、国内旅客数は3,340万人で、それぞれ前年同月比679.6％、33.4％の増加となりました。

5月単月で、国内の空港は前月比3.2％増の900万人の旅客を輸送しました。

1月～5月の累計では、ベトナムの航空会社が輸送したのは2,240万人で、前年同期比36.9％増となりました。うち、国内線の旅客数は1670万人で、2022年から5.7％増加しました。外国人旅客数は570万人で、前年同期比5,525.1％増となりました。

新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる2年以上の渡航制限がおわり、旅客数が急激に増加したことで、国内航空会社の業績が改善しました。

ナショナルフラッグキャリアのベトナム航空は、今年第1四半期に売上高が前年同期比2倍の23兆5000億ベトナムドン（約1,400億円）となりました。同期の税引き後損失は依然として373億ベトナムドン（約2億円）ありますが、前年同期に2兆6900億ベトナムドン（約160億円）近くあった損失と比較すると大幅に改善されました。

コロナ前と比較すると、国内線は全便回復し、国際線は90％の路線を再開しています。

一方、コロナ禍の2020年通年で利益を出した数少ない航空会社の一つ、ベトジェットは、2023年1月～3月期で、売上高12兆8800億ベトナムドン（約768億円）、税引き後利益は1680億ベトナムドン（約10億円）を記録し、それぞれ前年同期比で286％と320％増加しました。

特に機内飲食や土産物を中心とする付帯収入は4兆3,100億ベトナムドン（約257億円）と報告され、総収入の33％以上を占めました。同社の連結売上高はほぼ12兆9,000億ベトナムドン（約769億円）、税引後利益は1,730億ベトナムドン（約10億円）となりました。

（出所：Vietnam News）

（画像：Image by Nel Botha from Pixabay ）