2018/09/04
[ベトナム]キャピタランドがホーチミンシティの一等住宅地を6,100万ドルで取得
2018年8月30日、シンガポールを代表する不動産デベロッパー、キャピタランドは、今月3回目となるベトナムにおける土地取得を発表しました。
対象となる土地は、ホーチミンでも急速に発展するエリア、2区にあり、総面積は60,000㎡以上です。これは、ベトナムにおけるキャピタランドの13件目の住宅開発物件となります。本開発で、100以上の土地付きの住宅ユニットを提供予定で、完成は2021年を目指しています。
キャピタランド社長でグループCEOのリム・ミン・ヤン氏は、ベトナムでも誰もが羨む敷地を取得することができて嬉しく思っている、と話しました。この敷地には、ホーチミンシティでも急速に発展する2区で9番目の住宅開発物件が建設される予定です。
キャピタランドは、ベトナムにおける住宅販売で年々成長を続け、その成長はグループの収益に着実に貢献していました。2018年6月30日時点で、キャピタランドがベトナムで販売した住宅ユニットの93%が販売済みとなっています。
「2018年の後半で、ベトナムで販売済みの2,680ユニットのうち30%以上の引き渡しを行う予定です」とヤン氏は付け加えました。
ヤン氏はまた、キャピタランドは現在開発用の土地の補充を行っており、本件は8月で3件目の購入となると加えました。
キャピタランド・ベトナムのCEO、チェン・リアン・パン氏によると、キャピタランドのベトナムにおける最初の土地付き住宅開発物件D2eightは、2018年4月8日の発売開始初日に完売したとのことです。
「これはお客様がキャピタランドのプロジェクトに信頼を置いてくださっている証ですし、市場における質の高い土地付き住宅物件に対して安定した需要があることを示しています。」とパン氏は付け加えています。
サヴィルズ・ベトナムによると、2018年第2四半期、ホーチミンシティの住宅取引のほとんどが土地付き物件で、吸収率は66%と高い状態になっているといいます。
ベトナムは、キャピタランドにとって、東南アジアでもシンガポールとマレーシアに続く第3の市場です。
今年3月、キャピタランドは、ハノイのタイホー区の0.9ヘクタールの土地を開発する合弁事業の立ち上げを発表、活気ある住むー働くー遊ぶ空間へのニーズの高まりに応える複合開発を建設予定です。
今回の土地取得により、キャピタランドのベトナムにおける既存の11億シンガポールドル(約8億600万USドル)のポートフォリオ(ホーチミンシティ、ハノイ、ハイフォン、ハロン、ダナン、ビンズオン、ニャチャンの7都市における、複合開発2件、12の住宅開発における約8,000軒の高品質住宅、リテールモール2棟、21のサービス付レジデンスにおける4,800以上のサービスアパートユニット)に加わる形になりました。
もっと詳しく知りたい方はこちら