[ベトナム] 中央銀行今年3度目の利下げ

2020年10月1日発効で、ベトナム国立銀行は、今年3度目となる利下げを行いました。

[ベトナム] 中央銀行今年3度目の利下げ

2020年10月1日発効で、ベトナム国立銀行(SBV)は一連の基準金利を引き下げ、リファイナンスレートを4.5%から過去最低の4.0%にまで引き下げました。3月、5月に続く3度目の利下げで、今年に入ってからこれで合計200ベーシスポイントの引き下げを行ったことになります。


今回の利下げ決定は、活動強化を目的としています。2020年第3四半期、経済は上向き、他のアジア諸国をかなり上回るとみられていますが、回復は依然として軟弱な状態です。というのもまた海外でソーシャルディスタンスが行われ、輸出部門が打撃を受ける可能性があるからです。さらに、インフレがコントロールできていること、通貨が安定していること、そして近隣諸国が低金利であることなどを背景として、SBVはさらなる利下げに踏み切ったようです。


今後は、歴史的な低金利と、景気の回復モードを受けて、経済の見通しが著しく悪化しない限りは、中央銀行は利下げの影響を評価するために、さらなる金融緩和策に踏み切ることを控えるものとみられています。ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)のアナリストのコメントとして、「貸付基準利率(リファイナンスレート)が4.0%という過去最低レベルになり、基準割引率(ディスカウントレート)も史上最低の2.5%となった今、SBVは金利のバッファーを本当の非常時に取っておき、より多くの事業活動が再開するにつれ、様子見の状態を取る方向に傾いているでしょう。」とフォーカス・エコノミクスは報じています。


▼2020年に入ってからのベトナム国立銀行の利下げ状況

(出所:FocusEconomics