[ベトナム] ハノイとホーチミンシティでソーシャルディスタンシング措置を緩和

ベトナムは、新型コロナウィルス(Covid-19)対策として実施されていたソーシャルディスタンシング措置を、ハノイやホーチミンシティといった複数の「感染リスクの高い地域」について緩和しました。

[ベトナム] ハノイとホーチミンで
ソーシャルディスタンシング措置を緩和


ベトナムは、新型コロナウィルス(Covid-19)対策として実施されていたソーシャルディスタンシング措置を、ハノイやホーチミンシティといった複数の「感染リスクの高い地域」について緩和しました。これにより、4月23日0時より、すべてではありませんが、特定のエッセンシャル(必要不可欠)でない事業は営業再開が許可されます。当局は注意深く見守っていく方針です。

ハノイ(一部地域を除く)、ホーチミンシティ、バクニン省、ハザン省(一部地域を除く)は「感染リスクのある地域」とされ、各省市が、感染防止を確保した上で、必需品でない商品・サービスを取扱う店や露店の営業を決定します。ただし、ハノイおよびハザン省の一部地域(14日以内に感染者が発生した地域)は、「感染リスクの高い地域」として、引き続き4月30日まで、首相指示16号「ソーシャルディスタンシング措置」が実施されます。その他の59の省市は「感染リスクの低い地域」とされ、感染防止策を十分に実施した上で、必需品でない商品・サービスを取扱う店の営業が認められます。

一方で、保健省は、新しいクラスターが形成される可能性があるとして警戒を呼び掛けています。特に、ハノイのトゥオンティン県やメリン県といった行政区は「感染リスクの高い地域」に指定されており、ウィルス封じ込めのために厳格な措置が必要だとされています。

4月22日、Covid-19予防に関する市の運営委員会で、レ・タン・リエム副委員長は、ベトナム最大のホーチミンシティが、店舗や小規模レストラン、その他小売業など、いくつかエッセンシャル(必要不可欠)でないサービスも、通常の営業に戻ることにゴーサインを出したと話しました。

一か所で20名以上の集まり、および職場、学校、病院以外での10名以上の集まりはいまだ制限されています。また、公共の場では少なくとも2メートル人と人の間で距離を空けることが継続されます。

グエン・スアン・フック首相は、ソーシャルディスタンシング措置が緩和されたからと言って外出して祝賀ムードになってはならないと国民に注意を呼び掛けています。

地元のニュースワイヤ、Vietnam News Agencyによると、祭りや大勢の人が参加するスポーツイベント、バーやカラオケボックス、マッサージ店、美容室、フラワーショップ、動物園などの営業再開は見送られています。

在宅勤務を終了、または緩和して、従業員にオフィスへ戻るよう求める事業所が増えてきています。

しかし、学校はまだ再開しておらず、オンライン授業を継続しています。

4月1日から開始した23日間のソーシャルディスタンシング規制で、ハノイやホーチミンシティといった主要都市は大打撃を受けました。バー、クラブ、レストランなどの必要不可欠でない事業は閉鎖を迫られました。

4月23日時点で、ベトナム保健省によると、Covid-19の感染者数は合計268件、新規感染者数は8日間連続でゼロとなっています。感染者のうち224名は回復して退院しています。

ホーチミンシティの新規感染者数は21日連続でゼロが続いています。

しかし、専門家は、すべての措置が完全に撤廃されるまでにはまだ時間がかかるだろうと警戒しています。

(出所:Vietnam Investment Review在ベトナム日本大使館