2022/03/30
ベトナム統計総局によると、ベトナムの今年第1四半期の国民総生産(GDP)は5.03%成長し、前年同期の4.72%から上昇しました。
▼ベトナムの四半期ごとのGDP成長率推移(ベトナム統計総局を元にPropertyAccess作成)
ベトナム統計総局のグエン・ティ・フオン局長は、2022年最初の3か月のベトナム経済には、昨年と比較すると多くの前向きな変化が見られた、と第1四半期の社会経済統計発表の記者会見で述べています。サービス部門が力強く回復し、工業部門も製造業を中心にかなり順調だと加えました。
農業・林業・漁業部門は2.45%成長し、経済全体の成長率に5.76%貢献しました。さらに、工業および建設部門は8.36%増となり、全体の成長率の51.08%を占めました。一方で、サービス部門は4.58%成長し、全体の成長率に43.16%貢献しました。
統計総局によると、メコン川デルタ地域の米の収穫高がヘクタール当たりで前年同期比で0.7トン増加しました。畜産も徐々に回復しており、木材加工・輸出も数々のプラスの兆候が見られるということです。
養殖業も安定的に成長しました。バサ(別名:パンガシウス)とエビが堅調な需要にけん引されて高値で取引されました。
サービス業もまた、多くのサービスが営業を再開したことで好調でした。特に全体の成長率に貢献したのは、金融・銀行・保険業(9.75%)、輸送・倉庫業(7.06%)、卸売・小売業(2.98%)、宿泊・ケータリング業(1.79%)でした。
統計総局によると、農業・林業・漁業が、国の経済全体の11%近くを占めたのに対し、工業・建設業が38%、サービス業が41.7%でした。
最終消費支出は前年同期比で4.28%増加、積立資産は3.22%増加、物・サービスの輸出は5.08%増加、また物・サービスの輸入は4.20%増加しました。
(出所:Vietnam Plus)
(画像:Photo by Firmbee.com on Unsplash )
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