2022/01/25
不動産サービス会社サヴィルズ・ベトナムによると、2021年第3四半期、ハノイのサービスアパートメントの賃料は、過去3年で最低の平米/月あたり547,000ドン(約2,743円)となりました。前年同期比では、グレードAの平均賃料は4%減の705,000ドン(約3,534円)、グレードCは11%減の233,000ドン(約1,168円)となりました。
平均稼働率は横這いの69%でしたが、前年同期比では2%増となりました。
ナムトゥリエム区の稼働率が最も高く83%、続いてハイバーチュン区の79%、ロンビエン区が78%でした。
グレードAとBのプロジェクト合わせて10軒では、90%超の稼働率を記録しています。
コロナが始まった後のテナントは、住まいに対する要求が高く、医療システム、空気質、グリーンスペースなどを重視する傾向にあることが、サヴィルズが2021年に実施した調査から分かってきました。疫学者と提携して、医療システムや安全面の品質の改善に務めるブランドサービスアパートが入居者の間で人気になっているようです。
サヴィルズは、デベロッパー各社が小規模のサービスアパートの建設を進める傾向にあり、現在市場の49%がスタジオタイプと1ベッドルームのアパートメントだということです。
2ベッドルームは35%、3ベッドルームは14%となっています。
2021年に市場に加わったプロジェクト4軒には、15~65平米の小さなユニットが約65%ほどだということです。
また、小規模アパートメントの平米当たりの収益は、大きめの部屋と比べると4~15%高くなっているということです。
スタジオ、1ベッドルームのサービスアパートはよりフレキシブルになってきており、2つの居住空間が1つの共有の玄関でつながったデュアルキーがあったり、長期滞在・短期滞在のどちらにも対応したりしています。
サヴィルズは、キッチン、リビングルーム、書斎などが2倍あるデュアルキーのアパートメントが、リモートワークを行うテナントの需要にマッチしていると述べています。
(出所:VNexpress)
(画像:Photo by Hoach Le Dinh on Unsplash )
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