2022/10/06
ホーチミンシティの住宅市場は、コロナの影響を受けた昨年から回復してきており、賃料・稼働率ともに改善しています。
ベトナムのニュースサイト「VnExpress」の調査によると、コロナがピークだった2021年第2四半期と比較すると、8月の賃貸用住宅の賃料も稼働率も改善しています。
8月、月額家賃200~400万ドン(約1.2万円~2.4万円)の平屋の稼働率は85%でした。月額家賃450万~700万ドン(約2.7万円~4.2万円)の中所得層および高所得層向けの住宅の稼働率は75%でした。一方で、月々の賃料が800万~1,400万ドン(約4.8万円~8.5万円)のサービスアパートは稼働率は、昨年第2四半期の30%と比較すると大幅に増えて、65%でした。
不動産サービス会社サヴィルズ・ベトナムの賃貸に供するサービスアパートのレポートによると、サービスアパートの平均賃料は回復、ひと月497,000ドン(約3,015円)/平米近くになりました。高所得層向けサービスアパートの賃料は、今年第1四半期と比較すると3%、昨年の第2四半期と比較すると6%増でした。
不動産ウェブサイトBatdongsanによると、今年1月~7月のホーチミン市内のアパートメントの検索は、前年同期比で35%と急増しました。
ホーチミンシティの不動産業界に携わる、レ・クオック・キエン氏は、今年の住宅の賃料賃料は、オフィススペース賃料の伸びには劣るものの、増加傾向にあると述べています。
レ・クオック・キエン氏は、今後の賃貸用住宅市場の回復は、景気回復の勢いに比例するだろうと予想しています。
(出所:VNexpress)
(画像:UnsplashのThuận Minhが撮影した写真)
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