2020/09/18
[ベトナム] 外国直接投資先としての変わらぬ魅力を保つ不動産市場
ベトナム計画投資省が発表した数値によると、2020年1月~7月のベトナム不動産向けの海外直接投資額(FDI)は、28億USドル(約2,940億円)に上りました。
海外直接投資(FDI)を業種別に見ていくと、製造・加工業が投資額として最大の89.6億USドル(約9,408億円)で、登録投資資本金合計の47.6%を占めました。続いて、発電・配電が39.5億USドル(約4,148億円)(21%)、不動産が28億USドル(約2,940億円)と3番目につけました。
建設省が新型コロナウィルスの感染拡大が、国外・国内の経済にマイナスの影響を与えたとコメントしています。この厳しい時代に、生産や事業活動が立ち往生し、多くの困難に直面している企業もあります。
2020年1月~7月のFDIプロジェクトの実施額は、前年同期比の95.1%にとどまりました。
計画投資省の統計データによると、2020年7月20日までの累計で、ベトナムにおける有効プロジェクト数は32,391件、登録資本は3,806億USドル(約40兆円)に上りました。FDIプロジェクトの実施済み資本累計は、約2,219億USドル(約23兆円)で、有効登録資本の58.3%に相当します。
セクター別では、ベトナムにおける産業区分において、21の産業のうち19の産業に外資が入りました。内訳としては、加工・製造業が2,223億USドル(約23兆円)と最も多く、全体の58.4%を占めました。次に多かったのは不動産で、598億USドル(約6兆円)(全体の15.7%)、発電・配電が275億USドル(約3兆円)(全体の7.2%)でした。
(出所:Vietnam Insider、Ministry of Planning and Investment)
(トップ画像:Samson on Unsplash )
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