2021/01/22
[ベトナム] 2020年成長率はコロナにより30年ぶりの最低値
ベトナムの経済成長率は、新型コロナウィルス(Covid-19)パンデミック、自然災害および低迷するグローバル経済を受けて、少なくとも過去30年間で最低値となりました。
ベトナム統計総局(GSO)によると、過去2年間7%超をはじき出した国民総生産(GDP)の今年の成長率は2.91%でした。
GSOによると、貿易黒字は190.6億ドル、平均消費者物価は3.23%上昇しました。
GSOはその声明の中で、「過去数十年で最低のGDP成長率でした。しかし、Covid-19パンデミックのネガティブな影響の中、世界で最も高い成長率のひとつだったということで、ベトナムにとっては成功だったと考えられます。」と述べています。
「ウイルスとの戦いに成功を収めましたが、同時に経済活動も続けました。ベトナムにおけるパンデミックは概ね落ち着いてきています。」
厳しい隔離と接触者追跡で、ベトナムはコロナウイルスを早期に封じ込め、経済活動は他のアジア諸国と比べて早いスピードで立ち直りを見せています。ベトナムの感染者数類型は1544人、死者は35人となっています。
加工製造産業の成長率は3.98%と、経済をけん引する主力となりました。サービス業の成長率は2.34%、農業は2.68%でした。輸出と外国投資も堅調でした。
2020年10月~12月では、経済成長率は対前年同期4.48%でした。少なくとも2011年以降第4四半期としては最も緩やかなペースとなりました。GSOは今回第3四半期の成長率も見直し、2.62%から上がって、2.69%としています。
(出所:Reuters)
(トップ画像:Photo by Minh Luu (Minhluu.com & AA+Photography) on Unsplash )
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