[ベトナム] ビングループ初の損失:コロナ対策/支援・EV投資など

2022/02/03


ベトナム最大の民間コングロマリット、ビングループが、2021年、税引き後で7.5兆ドン(約380億円)超の赤字を出しました。創業以来初の損失となり、同社は、パンデミックとの戦いのための資金調達と電気自動車開発への投資増によるものだと説明しています。



ビングループの粗利は125兆3,060億ドン(約6,342億円)で、2020年から13%増加しました。



ビングループは、賃貸用不動産、リゾート・エンターテイメント等、一部の事業が、各地で行われた長引く社会隔離措置により大きく影響を受けたと説明しています。ビングループのリテール不動産部門、ビンコム・リテールは、テナント支援のために2兆1,150億ドン(約107億円)も支出しており、全体の収益に影響を与えました。



2021年、ビングループは、Covid-19予防、その他の活動に6兆990億ドン(約309億円)近くを提供しました。また、2022年末からはガソリン車の製造を中止し、電気自動車に資金を集中させることにしています。



2021年末、グループの総資産は427.3兆ドン(約2.2兆円)となり、年初から1%増加しました。



最近になって、テクノロジー・工業、貿易・サービス、社会貢献の3つの重点活動を再定義し、同グループは方向性を調整しようとしています。




(出所:VNexpress

(出所:Photo by Tran Phu on Unsplash )