2023/09/28
ビングループ傘下の大手不動産デベロッパーであり、ビンタイン区にあるビンホームズ・セントラルパーク住宅プロジェクトを手掛けるビンホームズ社は、サイゴン川沿いに位置するD1-D19ルートの引き渡しを正式に提案しました。
2023年9月16日にホーチミン市人民委員会およびその他の関連団体に送られた最近の正式通知の中で、ビンホームズは前述のルートの管理を譲渡する手続きを開始する意向を表明しました。
サイゴン川に沿って市の中心部を走るD1~D19ルートは、これまでビンホームズ・セントラルパーク団地内の内部道路として機能していました。
この区間に隣接して、サイゴン・パールという別プロジェクトに属する別の川沿いのルートもありますが、現在この2つの高級プロジェクトを隔てる壁があり、川沿いルートを通しで利用できるよう統合する障害になっています。サイゴン・パールの投資主は、1区にある商業ビルの「サンワタワー」で知られる香港系サンワパール社(Sunwah Pearl)と地場ベトナム・ランドSSG社(Vietnam Land SSG)の合弁で、建設請負業者はホアビン(Hoa Binh)社など大手ゼネコンが務めました。
ビンホームズ社は、道路を市行政に譲渡するという今回の決定は、プロジェクトの投資家としての責務に従ったものであると明らかにしました。
また、8年前の市当局の決定にも従うものになっています。以前はタン・チャン・サイゴン(サイゴン新港)として知られていたヴィンホームズ・セントラルパーク・プロジェクトの立ち上げ時、市はヴィンホームズに道路、緑地公園、花壇の建設、竣工書類の作成、そして関連する政府部門に移管されるまでの間のメンテナンスなどを委託していました。
これに先立ち、サイゴン川沿いの総合的な交通システムを目指し、同市行政は当該地域のための関連文書や法的枠組みを提供し、各部門の審査を命じていました。
ホーチミン市天然資源環境局によると、セントラルパークとサイゴンパールの両住宅地区の土地利用に関する法令に基づき、ビンホームズは交通インフラを確立したら、川沿いの道路を地元当局に引き渡さなければならないことになっています。
(出所:Vietnam Investment Review)
(画像:UnsplashのThuận Minhが撮影した写真)
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