2022/05/18
ベトナム不動産大手のビンホームズ(Vinhomes)は、今後5年間で、50万個の公営住宅ユニットを建設する計画です。2022年5月12日、同社の年次総会でファン・ティエウ・ホア会長が発表しました。ユニットの価格は、3億ドン~9億5,000万ドン(約168万円~532万円)です。
「ハッピーホーム(Happy Home)」ブランドを掲げる同社の公営住宅プロジェクトは、それぞれ50ヘクタール超の敷地を持ち、ホーチミン、ハノイ、ハイフォン、クアンニンといった大都市の郊外エリアに建設されます。
会長は、「これらの公営住宅プロジェクトは、マイホームを持ちたいという労働者の夢をかなえるだえでなく、現代的な住宅環境を提供することになる」と話しています。
ビンホームズとその親会社ビングループが低所得層向けの公営住宅に投資するのは今回がはじめてです。
2016年、ビングループは、「ビンシティ(VinCity)」ブランドで30万戸のアパートメントを建設し7億ドン(約390万円)~で販売する計画を発表しました。しかし、このアパートメントは、公営住宅というよりは、アッパーミドル所得層をターゲットにした物件だとみなされています。
2021年4月末にCovid-19の第4波が到来したあと、住宅価格は労働者の手の届かないところで高止まりし、公営住宅不足がより目立つようになりました。
2021年10月、建設省は、公営住宅のデベロッパー、労働者のための住宅、そしてバイヤーの支援パッケージとして65兆ベトナムドン(約3,637億円)を提案しました。
ベトナムでは、去年266の公営住宅プロジェクトが都市部で完成、市場には新たに142,000戸が加わりました。
今年はさらに278プロジェクトが完成の予定です。
(出所:VNexpress)
(画像:Photo by Ruslan Bardash on Unsplash)
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