2021/05/24
[ベトナム] 不動産会社の今後12か月の見通し前向き
最新のレポートで、不動産市場は回復、成長に向けた準備が整っており、一部のセグメントや地域ではブームさえ起こるだろうと述べられています。
ベトナムのコンサル会社「ベトナム・レポート」が行った最新の調査によると、不動産会社の約半数が、今後12か月で事業収益は改善することを予想しています。
調査の対象となった企業の約15.8%は、今後6か月で、一部のセグメントや特定のエリアにおいてブームが巻き起こるだろうと答えています。一方で、今後事業収益が悪化すると予測した会社は全体の15%にとどまりました。
不動産市場は2021年、Covid-19の展開の先行き不透明感、コンドテル・オフィステル・ショップハウスといった特定のセグメントに関する具体的な政策の欠如など、大きな課題に直面し、それぞれの市や省で異なる対応が取られることになりそうです。
調査では、建設投資プロジェクトの評価、承認、ライセンスの工程が依然として長く複雑であることも述べられています。
調査によると、不動産会社の優先事項は、既存のプロジェクトの効率、品質そして進展を確実にすること、市場の需要に応えるために人的資源を雇用し、訓練することです。
企業は投資、技術応用、ブランディング、R&D、資源アセスメント、企業再編を促進することが期待されている、とレポートでは述べられています。
▼ベトナム企業の今後の景気観、青色:今後6か月、赤色:今後12か月、左より「2020年より良い」、「2020年と同じくらい」、「2020年より少ない」、「特定のセグメント・エリアでブーム」
ニューノーマルでは、すべての企業が、不確定性に対応すべくいくつかのシナリオを準備するなどの取り組みをする必要がある、と答えています。
調査対象となった72%超の企業は、現在の困難を乗り切るためには、事業継続において評判とブランドを大事にする必要があることを強調しました。
約36.4%の企業は政府に対して、事業コミュニティを支援するような政策の拡大、検討を求めています。
調査に参加した企業の過半数は、新規市場の開発と営業・マネジメントにおけるデジタルトランスフォーメーションが、今の時代で生き抜き、反映するのを大いに助けてくれるだろうと考えています。
(出所:Hanoi Times)
(画像:Image by Huỳnh Mai Nguyễn from Pixabay)
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