マレーシアの首都クアラルンプールとシンガポールを結ぶ『クアラルンプール-シンガポール高速鉄道（KL-Singapore HSR）』プロジェクトについて、31社からなる国内外の7つのコンソーシアムが、2024年1月15日の締め切り前にMyHSR Corporation Sdn Bhd （MyHSR Corp）にコンセプト提案を提出しました。

MyHSR社のファウジ・アブドゥル・ラーマン会長は、情報提供依頼書（RFI）の評価結果は、審議のため運輸省と内閣に提出されるとして、「反応が良ければ、第2段階として提案依頼書（RFP）の段階に進み、選ばれたコンソーシアムから詳細な提案を得ることになる」と声明で述べました。

HSRプロジェクトのコンセプトプロポーザルは、MyHSR Corpが2023年7月に実施したRFIに応じる形で提出されたものです。設計・融資・建設・運営・譲渡（DFBOT）モデルによる官民パートナーシップ構想に基づき、プロジェクトを実施する国内外の民間企業を募るものです。

2021年1月1日、マレーシアとシンガポールは共同でHSRプロジェクトの終了を発表しました。プロジェクト協定が失効する2020年12月31日までに、マレーシアが提案した変更について両国が合意に達しなかったためです。

しかし、2023年8月4日、アンワル・イブラヒム首相は、マレーシア政府の決定を終えたら、マレーシア側からHSRプロジェクトに関する新たな提案をシンガポールに提出すると発表しました。新提案は、アンソニー・ロク運輸相がシンガポール側に提示し、検討されることになるということです。

（出所：The Star）

（画像：UnsplashのSulthan Auliyaが撮影した写真）