2024/01/18
カンボジアの首都プノンペンが、世界で最も人気のある観光地で9位にランクインし、カンボジアの観光業界は喜びに沸いています。これは、米国を拠点とする旅行ポータルTripadvisorは、2024年の観光地トップ25の調査を実施したものです。
オンラインニュース「Khmer Times」によると、同紙の取材に対し、Pacific Asia Travel Association Cambodia Chapterのトウン・シナン会長は、「プノンペンがTripAdvisorの人気旅行先ランキングで9位にランクインしたことは、プノンペンとカンボジアにとって大きな成果である 」と述べています。また、「このランキングは、旅行先としてのプノンペンへの関心の高まりを反映したものであり、プノンペンの文化的、歴史的、自然的な魅力を際立たせている」と付け加えています。
トラベル・アジア・アラカルトのジェネラル・マネージャーであるスティーブ・リッジー氏は、「9位よりももっと上を目指せると思います。タイ全土のナイトマーケットと競争するには、魅力的なナイトマーケットが必要です。現在のナイトマーケットは魅力に欠けるので、ブルドーザーで取り壊すべきです。また、川をもっと観光に活用する必要がある。少しの努力でプノンペンはナンバーワンになれるのです!」と述べています。
ファーレサーカスのセールス&マーケティング・ディレクター、クレイグ・ダッジ氏は、「トリップアドバイザーは、旅行者がどこに行くか、どこで泊まるか、どこで食べるか、何をするかを決める際に、最も広く信頼されている情報源です。トリップアドバイザーの「ベスト・オブ 」リストに掲載された観光地は確実に恩恵を受けるでしょう。」と述べています。
トリップアドバイザーからの評価は観光客の増加をもたらし、プノンペンはもちろん、国全体にプラスの経済効果をもたらすことができる、とシナン会長は述べています。また、観光インフラやサービスへの投資を促し、最終的には地元経済や住民に利益をもたらすことができるだろうと期待を見せています。
「プノンペンは大きな変化を遂げている都市です。観光客は地元の市場を訪れ、その後、素敵なコーヒーショップでアイスラテを飲むことができます。東洋と西洋の活気あるミックスですね。」とリジー氏は付け加えています。
しかし、シナン氏は、「地元当局や関係者は、観光産業の成長を注意深く管理して、プノンペンのユニークな特徴を保存するとともに、コミュニティが長期的な恩恵よ享受できるようにすることが重要だと指摘しています
トリップアドバイザーの人気観光地ランキングで9位にランクインしたことは、プノンペンにとって喜ばしいことだが、同時に、観光客の増加を持続可能かつ包括的な方法で管理する責任も伴うと同氏は付け加えました。
TripAdvisorの調査は、過去12ヶ月間に最も好まれた観光地について投票を募ったものです。1位は東京で、東南アジアからは、カンボジアの首都を除く4都市が選ばれました。ベトナムのサパ市は第5位、タイのパタヤは第7位、マレーシアとインドネシアのクアラルンプールとバンドンはそれぞれ第10位と第15位でした。
トリップアドバイザーは、プノンペンのホテルの部屋やレストランが観光客にとって手頃であることを強調するとともに、プノンペンの文化的、歴史的アトラクションについても言及しています。
(出所:Khmer Times、TripAdvisor)
(画像:UnsplashのPaul Szewczykが撮影した写真)
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