[フィリピン] アーサランド、持続可能なオフィス開発の先頭を行く

2019/06/22

[フィリピン] アーサランド、持続可能なオフィス開発の先頭を行く

PropertyAccess.coの過去のイベントでもご紹介した、フィリピンのデベロッパー、アーサランドが持続可能なオフィス開発で業界をリードしているとの記事をご紹介していきましょう。


アーサランドが、フィリピンのグリーンオフィスビルの第一人者としての位置づけを確立しようとしています。最初となったのは、ボニファシオ・グローバル・シティの31階建てアーサランド・センチュリー・パシフィック・タワー(ACPT)でした。ACPTは、国内外で認知されている複数の賞を受賞しているプレミアムオフィス開発です。受賞したものの中には、2017年アジア・プロパティ・アワーズの「Best Office Architectural Design in Asia」で5つ星を獲得、また2017年フィリピン・プロパティ・アワーズでは、「Best Green Development and Best Office Architectural Design」に輝いています。グリーンビルディング基準の中でも最高ランクの、米国のグリーン・ビルディング・カウンシルのLEED(Leadership in Energy and Environment Design)プラチナムとフィリピン・グリーン・ビルディング・カウンシルのBERDE(Building for Ecologically Responsive Desingn Exellence)の5つ星を取得しています。


セブ島のシグニチャー・オフィスとともに拡大

ACPTの成功を受け、アーサランドは現在、セブITパークの玄関口に、ランドマークとなるビジネス・エコシステム、セブ・エクスチェンジ(Cebu Exchange)を建設中です。2018年Property Guru アジア・プロパティ・アワーズのフィリピン・ベスト・オフィス・デベロップメントに認定されているこのセブ・エクスチェンジは、およそ11ヘクタールの床面積を持つ、国内最良・最大級の単独棟グリーンオフィス開発となる予定です。2021年の引渡しをめざし、ビサヤ諸島・ミンダナオ地域で最大のグリーン高層ビルとなり、LEEDとBERDEのダブル認証を目指しています。

(写真:セブ・エクスチェンジ)

タギグシティのビジネスと商業の新しい首都となる

2019年の第1四半期に発売開始したサヴィヤ―・ファイナンシャル・センター(Savya Financial Center)の工事も進んでいます。こちらは、グレードAの中層オフィス開発で、リテール完全統合型です。アクセス良好な、タギッグシティ、アルカサウスの新興ビジネス地区にあり、北棟・南棟ともに、現代的で、スマートで、持続可能なビルとして設計・建設されています。こちらも、アーサランドのその他のオフィスビルと同じように、LEEDとBERDEのダブル認証の要件を満たしています。

(写真:サヴィヤ―・ファイナンシャル・センター)


持続可能性の価値

「持続可能な物件開発に専念しようと決めたとき、もちろん、公開会社である以上、それが市場にどう受け止められるかについて考えました。しかし、環境への懸念に応えようという主要株主のコミットメントでもあったのです。」とアーサランドの副会長兼プレジデント&CEOのハイメ・C・ゴンサレス氏は語っています。

「アーサ」とは、サンスクリット語で目的、知識、重要性および富を表わしています。物質的な富だけではなく、より重要なのは、快適さや健康、幸福といった永遠に消えない無形のものをも表しています。これらのコンセプトが、アーサランドの持続可能性へのコミットメントを特徴づけています。

「これは私たちの理念を定義しています。金儲けのためだけではない。我々は環境を大切にしたい。我々は、脈々と語り継がれる伝説を残したいのです。」とゴンサレス氏は語っています。

グリーンであるということが、LEEDやBERDE認証の持続可能なオフィスビルへの需要が高まる中、同社に利益をもたらしています。特に多国籍企業を中心として、環境を守るというポジティブな影響だけでなく、企業や組織にとって、日々の運転資金を低減することで運転効率を最大限に高め、健康で心地よく、より生産的な職場環境を提供してくれるのです。

「今後数年で、我々は開発スペースを5倍にまで拡大します。それぞれの物件が持続可能なものとなります。それぞれのプロジェクトが国内で最高級の基準で綿密に開発、設計、建設された、持続可能な、ワールドクラスの開発でその名を知られることを非常にうれしく思っています。」とゴンサレス氏は語っています。

アーサランドはその開発ポートフォリオを5倍に成長させようとしています。今後複数のプロジェクトをかかえ、同社の物件の総床面積を550,000㎡に達する見込みです。

(出所:Business World

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