[フィリピン]アルタランド、シリーズD優先株式を上場

2021/12/07


アルタランド・コーポレーションは、2021年12月3日、フィリピン証券取引所にシリーズD優先株式を上場しました。株式の売出で調達した資金30億リンギットは、2016年に発行されたシリーズB優先株式の償還に使われます。シリーズB優先株式の売出の収益は、不動産プロジェクトの取得・開発、融資の返済および一般事業目的に利用されました。



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シリーズD優先株式は、年間配当率6%で、配当の支払は四半期ごとです。累積型・非参加型で、議決権なし、転換権なし、償還可能です。上場の5年目にステップアップが予定されています。



フィリピン証券取引所のプレジデント&CEO、ラモン・S.モンゾン氏は、アルタランドがフィリピン不動産業界におけるサスティナビリティ開発のフロントランナーと称賛しています。今回の売り出しは、1.5倍以上の超過応募があり、投資家から温かく歓迎されたことを示しています。



これは、サスティナビリティを投資判断基準に入れる投資家がますます増えていることもあって、驚きではないとモンゾンCEOは言います。アルタランドは、開発物件が100%サスティナブル認証を受けており、そのグリーンビル開発で国内外にその名を知られている唯一の会社であり、それがESG投資(*)において同社の位置付けを明らかに良いものにしていると述べています。



(*)ESG投資は、従来の財務情報だけでなく、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮した投資のこと。



(出所:Business MirrorPhilstarBusiness World Online

(画像:Photo by John Alvin Merin on Unsplash)