2022/12/26
ポー財閥が率いる不動産デベロッパー「アルタランド(Arthaland)」は、「アセアン・グリーンボンド」30億ペソ(約72億円)の販売を完了しました。今後10年間の新規サステナブルプロジェクト建設に利用する目的です。
このアセアン・グリーンボンドは、先週木曜日にフィリピンの取引所への上場に成功しました。
2種類の期間で発行され、5年債は年利8%、7年債は年利8.7557%です。
アルタランドのディレクターであるクリストファー・ポー氏は、「アセアン・グリーンボンドは、グリーンビルディングの最低基準の認証を取得したプロジェクトにのみ資金を使用し、省エネや温室効果ガスの削減など、これらのプロジェクトが環境に与える影響を透明性を持って開示するという当社の約束を含んでいます」と声明で述べています。
また、「今回の提供は、機関投資家や一般の方々にもこの崇高な活動に参加する機会を提供するものだと考えています」とも述べています。
建設会社は、調達した資金の大半を、「今後10年以上の間に開発・発売できる柔軟性を持った、認証済みの持続可能な新しい住宅プロジェクト」に投資する資金に充てると述べています。
アルタランドは、「グリーンビルディングに関する複数のグローバルおよび国内基準の認証を受けた持続可能なプロジェクトのみで構成された」ポートフォリオを持つ、国内唯一のデベロッパーです。
アルタランドは、アジアで最初の不動産デベロッパーであり、世界グリーンビルディング評議会の「ネット・ゼロ・カーボン・ビルディング・コミットメント」にフィリピンから初めて署名した企業です。これは、このデベロッパーが2030年までにポートフォリオの脱炭素化を約束したことを意味します。
同社のフラッグシップオフィスプロジェクトであるアルタランド・センチュリー・パシフィック・タワーは、国際金融公社(IFC)の「より効率的なグリーンビルのための優れた設計プログラム」で認定を受け、世界初のネット・ゼロ・カーボン・プロジェクトとして認識されました。
2022年には、セブ・エクスチェンジとサヴィヤ・フィナンシャル・センターの2つのプロジェクトが稼働を開始しています。
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アルタランドは、「世界の家・投資フェア」の出展企業です。
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(出所:Business Inquirer)
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