2024/03/11
フィリピン大手デベロッパー アヤラ・ランド社(Ayala Land)は、ケソンシティの新しいオフィスビルに多国籍企業や地元企業を誘致し、この地域の住民に雇用を提供することを目指しています。
同社は最近、2027年の完成を目指すヴェルティス・ノース・コーポレート・センター(Vertis North Corporate Centers)4と5の起工式を行ったと発表しました。
ジョイ・ベルモンテ・ケソン市長らも出席した起工式で、アンナ・Ma. マルガリータ・B・ディ社長兼最高経営責任者(CEO)は、ヴェルティス・ノース・コーポレートセンターは、成長センターを建設するアヤラランドのゆるぎないコミットメントの証だと語りました。
「ヴェルティス・ノース・コーポレート・センターズ4と5が、ケソン市経済をますます活性化することに貢献し、若い労働人口や新卒者にさらに多くの雇用機会を提供することを期待しています。」とコメントしています。
プロジェクトはノース・アベニューとヴェルティス・ドライブの角に位置し、様々な公共交通機関へのアクセスも便利です。
この新たに建設される2棟のオフィスビルの総賃貸可能面積は82,000平方メートルです。
新オフィスビルでは、アヤラブランドの建築・建設システムを踏襲されつつ、LEEDその他グリーンビル認証の取得など、持続可能性にも配慮されています。
アヤラ・ランドは、今年の設備投資について、昨年の862億ペソ(約2,280億円)から16%増の1000億ペソ(約2,650億円)に達する可能性があると発表しています。
内訳は、住宅事業が34%、不動産開発が24%、土地取得の継続支払いが19%、その他の買収が10%、オフィスが3%、ホテルとリゾートが5%となっています。
同社は今年の見通しを楽観視していますが、ディ氏は、金利の高止まりが長引くことによる潜在的な課題に対処すべく、現実的にな姿勢を続けていくと述べています。
(出所:Business Mirror)
(画像:UnsplashのREY MELVIN CARAANが撮影した写真)
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