2018/02/01
▶前回の記事:インドネシア不動産人気エリアマップ
この記事の3つのポイント
日本人から見たバリ島の魅力 バリ島不動産、注目のエリア 不動産購入の前に注意したこと |
バリ島の魅力
バリ島は最も注目を集めている観光地の一つである。美しい自然、田んぼ、ビーチ、夕焼けとそれらを取り巻く山々に、一度訪れると誰しもが魅了される。バリ島はインドネシアの真ん中に位置する小さい島で、海に囲まれた年間を通して温暖な気候のこの島は、観光者にとっては都会を忘れることができるトロピカルな雰囲気の楽園である。
バリ島の観光産業はまだ成長をしている。この島は日本人にとって人気のあるバカンスリゾートであり、バリ島を訪れた観光客数のランキングでは日本人は、オーストラリア人、中国人に続いて第3位となっている。美しい自然の他に、踊りや音楽、オダラン(ヒンズー教の儀式)などの文化と伝統も日本人観光客にとっては非常に魅力的なポイントである。
バリ島のほとんどの不動産はビィラと住宅である。様々なタイプのヴィラと住宅が建っており、これらは外国人とインドネシア人が所有している。4階建以上の建物は禁止されているため高層ビルは無い。バリ島には建物の高さを制限する法律があるからである。よってほとんどの不動産はゴージャスなビィラや住宅、ホテルなどとなっている。バリ島で滞在用の住宅や、ビジネスもしくは投資のための不動産を探すにあたって、バリ島の不動産に関する法令や規制について理解することは大変重要である。
バリ島不動産購入で注目されるエリア
バリ島で注目されるエリアは、クタ、セミニャック、チャングーなどの、人気が高い南部エリアにあるビーチ沿いである。これらのエリアにある不動産はかなり高額であることから、南クタ、ジンバラン、タバナン、ヌサドゥアなどの周辺エリアにますます人気が高まってる。これらの新興エリアは閑静で渋滞も少なく、より小さな投資と小規模のプロジェクトが可能であることがアピールポイントとなっている。ビーチフロントや崖を目の当たりにするロケーションの場合には、さらに高い値がつく。クタの中心地はすでに開発がしつくされた感があるが、たとえばジンバランの崖の周辺エリアなど南クタのエリアは空き地がまだ多くある。
バリの不動産の価格は常に値上がりしており、堅実な設備投資だ。イン・バリによると、このような不動産の需要への高まりから、ここ数年間では価格はほぼ全域で平均20%高騰しており、チャングーやセミニャックなどの人気のエリアでは最高で40%の価格の高騰が見られる。
エリート・ハベンスによると、セミニャック、レギャン、バトゥーベリックやペティテンゲットなどの人気エリアに位置する不動産は100平方メートルで1.5兆ルピア(およそ1.2億米ドル/1200万円以上)のコストがかかり、チャングーエリアの不動産は100平方メートルが6~7千億ルピア(およそ45000~5500米ドル/約500万円〜600万円)となっている。
購入する前に
バリ島の不動産を初めて購入したり、購入者が法律や所有権などに詳しくない場合には、購入と投資の手続き、そしてそれを実行するための安全な方法を調べることが非常に重要となる。外国人が不動産を所有するには様々な制限があるが、これは経済の保護とインドネシア国内の土地の所有権を維持するために政府が行っている対策である。
インドネシアの憲法によると、インドネシアで不動産を購入する場合、土地の権利形態は3つの区分に分けられる。Hak Milik(所有権)、Hak Guna Bangunan (建設権)、とHak Pakai (使用権)である。インドネシア人は全ての権利を利用できるが、外国人には規制がある。
インドネシアでは外国人は土地と不動産を直接所有することができず、外国人は使用権の名義でのみ不動産の購入が可能であることに留意されたい。ここでは一つ一つの権利については分析しないが、使用権は、所有権に似ているように見えるのかもしれないが、これは制限があるのでこの二つを混同しないように注意が必要である。例えば、インドネシアの在留資格や、インドネシアで事業登録をすること、不動産にエリア別の最低価格で購入することなどである。インドネシア在住外国人の住居の所有に関する政府令2015年103号によると、この権利には最初は30年間という期間制限があるが、その後20年間、さらに30年間延長が可能であり合計で最長80年間となる。
バリ島の不動産購入に際するレポート、いかがだったでしょうか?バリの魅力は言葉では語り尽くせません。実際に文化や気候、ビーチをみると虜になることでしょう。プロパティアクセスでは東南アジア不動産購入の際の契約書の翻訳、現地物件内覧同行、ハンドオーバーなど、あらゆる諸手続きのサポートをいたします。どうぞお気軽にご相談ください。
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