バリ島の観光税は15万ルピア?日本円だといくら?解説します

2024/02/08


2024年2月14日より、インドネシア・バリ島を訪れる外国人観光客は、150,000ルピア(約1,400円*)の観光税を支払う必要があります。


インドネシア共和国観光クリエイティブエコノミー省(Ministry of Tourism and Creative Economy)のサンディアガ・ウノ大臣は、外国人観光客への課税は、バリの文化と環境を保護することを目的としていると述べました。




サンディアガ氏は、最近の声明の中で、「賦課金は、バリの文化観光に関連する情報サービスを強化すると同時に、質の高いインフラと公共交通機関の発展に貢献することが期待されています。


さらに、バリの課税は、観光客のために清潔さ、秩序、快適さ、安全性を作り出すことを目的としています。」と述べています。




バリ島における外国人観光客の入国料に関する地域規則(Perda)が、2023年11月に正式に制定されました。


これにより、バリ島に入国するすべての外国人観光客は、150,000ルピアの観光税を支払うことになります。 


バリ州政府によると、徴税手続きにかかる観光客一人当たりの予想時間は約23秒だということです。




観光税は、バリを訪れる外国人観光客に適用されます。


バリ島での滞在期間の間に1度支払えばよいということです。


支払い方法はキャッシュレスで、Bank Rakyat Indonesia(BRI)を通じて行われます。




支払いについては、空港での混雑を避けるために、到着前に、ラブ・バリ(Love Bali)ウェブサイト(https://lovebali.baliprov.go.id/home)にて支払いを行うことが推奨されています。


支払い方法は、銀行振込、仮想口座、QRISなどが選択できるということです。


支払いが完了すると、「ラブ・バリ」システムから、デジタル支払証明書が発行されます。




「ラブ・バリ」システムで支払いができない外国人観光客は、空港や港にあるBRIカウンターで現金以外の支払いを選ぶこともできます。


支払い方法には、デビットカードやクレジットカード、電子データキャプチャ(EDC)などがあります。


支払いが完了すると、支払い証明をプリントアウトされるということです。




すべての旅行者は、有効な支払い証明書を保持している必要があります。


到着ゲートに入る際の旅行書類確認プロセスの後、スキャン装置で支払い証明をスキャンするところがあります。




この観光税とは別にビザも必要です。


ASEAN加盟国からの旅行者は、30日間までビザなしでインドネシアを訪問できますが、それ以外の観光客は到着時に30日間のビザ(Visa on Arrival(VOA)を取得するために50万ルピアを支払わなければなりません。


ビザは、オンラインにて事前申請、または到着時に申請ができます。




■在インドネシア日本国大使館に情報が掲載されていますのであわせてご確認ください。


・現時点での観光税の情報「こちら

・最大30日のビザ関連情報ページは「こちら


*1ルピア=0.0093円で換算




(出所:Jakarta GlobeStraits Times

(画像:UnsplashのNick Fewingsが撮影した写真)