[フィリピン]「ビルド・ビルド・ビルド」でフィリピン経済の回復に期待

2020/08/27

[フィリピン]「ビルド・ビルド・ビルド」でフィリピン経済の回復に期待


旗艦プログラムの大統領補佐官ヴィヴェンシオ・ディゾン氏は、「ビルド・ビルド・ビルド」」プログラムが、2四半期連続でマイナス成長を記録したフィリピン経済の回復を助けると述べています。
 

新型コロナウィルス(Covid-19)が流行にともない政府がコミュニティ隔離措置を取ったことで経済活動が制限され、2020年第2四半期の国内総生産(GDP)は16.5%縮小しました。
 

ディゾン補佐官は、インフラプロジェクトが今後経済成長を刺激しうるとして、希望の光を見出しています。
 

開発予算調整委員会(Development Budget Coordination Committee(DBCC))の合同記者会見で、ディゾン補佐官は、パンデミック中もインフラプログラムに基づいて政府がインフラプロジェクトを実行してきたことを述べました。
 

「「ビルド・ビルド・ビルド」と旗艦プロジェクトを続行しただけでなく、今後の景気回復の主要ドライバーとなるよう、さらに強化していきます。」
 

ディゾン補佐官は、政府はインフラプログラムの優先順位を見直し、約4.1兆ペソ(約8.9兆円)相当の92の旗艦プロジェクトを今後実施していくと話しています。


まだ調査段階にあった8つのプロジェクトは、すぐに実施可能な状態で国のコロナ後のニーズに対応できるようなものに置き換えられました。
 

ディゾン補佐官は、パンデミックにより国のインフラプロジェクトの推進が妨げられてはならない、そのためには一層の投資が必要であると述べています。
 

過去数か月実施されてきたコミュニティ隔離措置の間に、複数のインフラプロジェクトが完成しました。メトロマニラにより多くの水を提供する、アンガット送水改善プロジェクト、マニラ - バギオシティ間の所要時間を通常の6~7時間から3~3.5時間に短縮する、ターラック - パンガシナン - ラ・ユニオン高速道路ロサリオ出口などです。
 

さらに、完成間近のインフラプロジェクトには、クラーク国際空港新旅客ターミナルビル(2021年第1四半期に完全操業予定)、カガヤン・デ・オロ海岸道路、ボニファシオ・グローバル・シティ(BGC) - オルティガス接続橋(両ビジネス地区間の所要時間をたった5~10分に短縮)、メトロマニラ・スカイウェイ第3期(2020年末までに完成)などがあります。
 

ディゾン補佐官によると、「ビルド・ビルド・ビルド」プログラムが2017年に開始して以来、ドゥテルテ政権下で空港プロジェクト121件、商業・社会・観光港369件、道路23,657km、橋4,959本が完成したということです。


(出所:Philippines News Agency

(トップ画像:Zhu Hongzhi on Unsplash )


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