2018/05/24
インターナショナル不動産&投資カンファレンス2018 in Osaka
レポート⑫
英国からは国内外の不動産に関する経験は25年以上、コンプリートRPIのルパート・スミス氏のセミナーの様子です。
コンプリートRPI ビジネスデベロップメントダイレクター・創業者 ルパート・スミス氏
2001年4月、コンプリートRPIを設立。エージェント業、住宅投資、管理セクターなど、国内外の不動産に関する経験は25年以上。倫理的、専門的かつ独立性の高いアプローチをイギリスの不動産投資・管理に提供したいという明確なヴィジョンを持ち、チームの質とこのユニークで的を絞ったアプローチが成功のカギであると信じている。市場に出ていないユニークな住宅投資物件を発掘し、アセットクラスとして確立された不動産のアセットマネジメントを円滑に進めることを専門とする。コンプリートRPIは、2億ポンド(約305億円)を超えるとみられるポートフォリオを管理し、成長を続けている。
「英国の高利回り住宅物件 投資戦略」
▶セミナーの様子の一部をYoutubeでも紹介しています。
まずは、コンプリートRPIの会社概要をご説明いただきました。2001年4月に設立されたこの会社は、投資用の住宅物件に対してユニークかつ営利的なアプローチをしています。英国国内の物件の発掘、取得、貸出、管理および取引を行い、管理する物件は1,000軒以上。世界中の個人・機関投資家にサービスを提供していくことに対する意気込みを見せられました。
次に、なぜ英国に不動産投資すべきなのか?ということで、ルパート氏は次のような点を挙げました。
・不動産:有形の流動資産クラス
・値上がり実績:2017年単独でも平均6.5%、今後5年で30%上昇予測の地域も
・平均物件価格:英国平均は約2,188万円、ロンドンでは約7,356万円
・需要:需要が供給を上回り、2025年までに買う人より借りる人の方が多くなる
・賃貸料:英国全土で上昇傾向。コンプリートRPIでも過去3年連続で8%値上げ
・資金調達:物件価格の70%まで融資可能、金利も低い(0.5%)
・エクイティリリース:いつでも可能
・賃貸世代:英国物件を買う人は売る人の12倍!
英国の概況として、ルパート氏は、住宅価格は今後4年で20~30%増加が見込まれることを強調しました。ロンドンは2009年からなんと86%も住宅価格が上昇しているそうで、続くのがオックスフォード、ケンブリッジ、ブリストル。地方都市もそれを追いかけています。
数ある会社の中でも、なぜコンプリートRPIなのか?これに対しては、大きく分けて3つのアピールポイントを説明いただきました。
(1) ガイダンス&サポート:個人投資家、機関投資家にかかわらず、またポートフォリオガイダンス、アドバイス、サポート可能。
(2) 独立性:完全独立。物件を販売することによる手数料を受け取らない。
(3) リターンの最大化:従来の売り付けるだけの不動産会社とは異なり、戦略的なアドバイスを行いクライアントのリターンを最大化。
そんなコンプリートRPIが今回のセミナーの参加者に紹介したのは、英国・バーミンガムの「アーデンゲート」。バーミンガムの不動産動向としては、新築物件がロンドンと比べると60%安いこと、2017年12月時点で価格成長率が+7.5%(ロンドン+1.8%)、賃料成長率の予想は2017年~2021年で+19.7%、住宅価格の成長率は2018年~2022年で+23.5%と予想されているそうです。ロンドンから移り住む人たちなどで住宅需要も伸びる、とルパート氏は言います。
ロケーション・価格などの面からみた多様性、キャピタルゲインと利回りのブレンド、賃料値上げと稼働率をはじめとする戦略的なアプローチをするコンプリートRPIの「コンプリートトラッキング」システムを使えば、保有物件の売却や貸出の状況が追跡でき、「コンプリートカバレッジ(英国全土を網羅するネットワーク)」で英国の選りすぐりの不動産会社のネットワークを使って、お客様の目的にあったアドバイスを提供できるとルパート氏は強調します。
最後に、コンプリートRPIの強みを以下のようにまとめて、ルパート氏のセミナーは締めくくられました。
・収益性の向上:資産価値を最大化し家賃を引き上げる
・良心的な値段設定:コミッションの前払いなし
・独立したプロのアドバイス
・英国全土のマーケットに精通
・法人テナントのデータベース
・サービス契約の業者は保険付き+事前調査済み
・市場をリードする収益・管理用ソフトウェア
・戦略的な財産マネジメント
・不動産業界の経験はあわせて150年以上
・サービス定評あり
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