2022/05/09
カントリー・ガーデン・ダンガベイ社(Country Garden Danga Bay Sdn Bhd)は、2022年4月14日、同社がジョホールバルのダンガベイに開発した物件の購入者7名による引き渡し遅延の賠償請求に対して、連邦裁判所が同社の上訴請求を退ける決定を下したことを尊重すると述べました。
カントリー・ガーデン・ダンガベイ社は、声明の中で、連邦裁判所が、購入者の訴えに上訴する許可を同社に与えない決定を下したことを受けて、入居可能状態での引き渡し遅延について、「住宅所有者に賠償する」と発表しました。
「カントリー・ガーデン・ダンガベイは、常に住宅所有者の利益を尊重し、住民の皆様はもちろん、周辺のコミュニティに対してよりよいサービスを提供できるように努めてまいりました。」
2022年4月13日、連邦裁判所は、サービスアパートの引き渡し遅延に関連して、7名の購入者に対する損害賠償について上訴したいとするカントリー・ガーデン・ダンガベイの許可申請を退けました。
同社が入居可能状態で物件を引き渡したのは、当初予定されていた引き渡し日から4年以上後だったと報じられています。
2021年7月、控訴裁判所もまた、クアラルンプール高等裁判所および住宅購入者不服審判所が7名の購入者に損害賠償を支払うようにカントリー・ガーデン・ダンガベイに命じた決定について、司法審査を求めるの同社の訴えを退けています。
4月14日、カントリーガーデン・ダンガベイは、親会社であるカントリーガーデン・ホールディングスの支援を受けて、同社の財務状況が耐えうるものであることを確認したいと述べています。
カントリー・ガーデン・ダンガベイは、また、Covid-19に端を発した行動制限や中国不動産業界の騒動の影響にもかかわらず、マレーシアの格付け機関RAMレーティング・サービシーズ社(RAM Rating Services Bdh)が、カントリーガーデン・ホールディングスのマレーシア部門が発行する15億リンギットのスクーク(イスラム債)に対して、AA3/ステイブルの格付けを据え置いたことにも言及しています。
「パンデミックの期間、カントリー・ガーデン・ダンガベイは、スタッフを保護するために、Covid-19感染拡大封じ込めのためのルールや規制に従ってきました。物理的なプレゼンスもマンパワーの数も限定しています。」と同社は述べています。
マレーシアが2022年4月1日からエンデミック段階に移行したことで、カントリー・ガーデン・ダンガベイは、段階的に労働力を戻し、遅れている物件のメンテナンス業務に充てたいと話しています。
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(出所:The Edge Market)
(画像:Photo by Alfred on Unsplash)
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