[フィリピン] NCRプラスのGCQ6月15日まで

2021/06/08

[フィリピン] NCRプラスのGCQ6月15日まで


メトロマニラ他地域の一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)が延長されて6月15日までとなりました。


ドゥテルテ大統領は、2021年5月31日で終了する予定だったマニラ首都圏、ブラカン州、カヴィテ州、ラグーナ州、リサール州(NCRプラス)のGCQを、15日間延長してCovid-19感染者数の上昇を防ぐべきであるという、省庁横断タスクフォース(IATF-EID)の提言を承認しました。


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大統領府のハリー・ロケ報道官は、プレス向けの声明の中で、特定の業種については収容能力を限定するために引き続き制限をかけていくと述べています。


コルディリエラ行政区域(CAR)のアブラ州、バギオ市、カリンガ州、マウンテン州など、地域2のイサベラ州、ヌエヴァ・ヴィスカヤ州、キリノ州、地域4-Aのバタンガス州、ケソン州、地域10のイリガン市、地域11のダバオ市、バンサモロ自治地域の南ラナオ州、コタバト市もまた6月30日までGCQとなります。


一方で、地域2のサンティアゴ市とカガヤン州、コルディリエラ行政区域(CAR)のアヤパオ州、ベンゲット州、イフガオ州、地域4-Bのプエルト・プリンセサ市、地域6のイロイロ市、地域9のザンボアンガ市、サンボアンガ・シブガイ州、南ザンボアンガ州、北ザンボアンガ州、地域10のカガヤン・デ・オロ市、カラガ地方のブトゥアン市、南アグサン州は、6月1日~15日まで、2番目に厳しい「修正を加えた強化されたコミュニティ隔離措置(MECQ)」となります。


その他の地域は、「修正を加えた一般的なコミュニティ隔離措置(MGCQ)」を6月30日まで実施することになります。


OCTAリサーチグループは、人々の気が緩んでこないように、NCRプラスのGCQを6月中継続するように進言しています。


OCTAリサーチのフェロー、ギド・デイヴィッド氏は、制限が強化された一般的なコミュニティ隔離措置(GCQ)の「制限強化」の部分は緩和してもよいだろうと述べています。


一方で、ドゥテルテ大統領は、現在、インド、パキスタン、スリランカ、バングラデシュ、ネパール、オマーン、UAEからの渡航者に課している入国禁止措置を6月15日まで延長することも承認しました。



この入国禁止措置は、アラブ諸国から帰国したフィリピン人労働者2人が、インドで発見された変異種「B.1.617」陽性であったことを受けて実施されました。


2021年6月7日時点で、フィリピンの感染者数は1,276,004人、1,195,181人が回復し、21,969人は死亡が確認されています。



(出所:Philippines News Agency, Department of Health, 在フィリピン日本大使館
(画像:Photo by jhudel baguio on Unsplash