2023/06/22
エドガー・シア2世(Edgar Sia II)氏とトニー・タン・カクション(Tony Tan Caktiong)氏が率いるダブル・ドラゴン社(Double Dragon Corp.) は、移動制限の緩和を受けて観光活動が復活する中、ボニファシオ・グローバル・シティにおける最大級のホテルとして注目されるホテル101-フォートの営業を7月には開始すると発表しました。
建物は33階建てで、ホテル客室606室と、地下5階の駐車スペースがあります。レストラン、コンビニエンスストア、ジム、プール、会議室などの施設も整っています。
同ホテルにマットレスを提供するのは、子会社ホテル101グローバル社(Hotel101 Global Pte.Ltd.)とのパートナーシップ契約を締結した、ドイツに本拠を置くエマ・ザ・スリープ・カンパニー社(Emma-The Sleep Company)です。この契約内容は、ホテル101の今後のプロジェクトにも適用されるということです。
ホテル101のシア会長は、ホテルとお客様の最も長いタッチポイントであるベッドの快適性を高めることが、ホテル101の最優先事項だと述べています。
ホテル101は現在、日本、スペイン、米国でのプロジェクトを抱え、グローバル化を進めています。これら3か国を足掛かりに、100か国以上で展開する、ユニークな事業コンセプトを持つグローバルブランドを目指しています。
ダブル・ドラゴン社は最近、アメリカを同ホテルチェーンの「主要市場」と位置付け、2026年までに10州に拠点を設立する計画を発表しました。
また、イギリス、アラブ首長国連邦、インド、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシア、サウジアラビア、シンガポール、カンボジア、バングラデシュ、メキシコ、韓国、オーストラリア、カナダ、スイス、トルコ、イタリア、ドイツ、フランス、中国への進出も検討しています。
2023年第1四半期のダブル・ドラゴン社の純利益は10.83%増の5億2,009万ペソ(約13億円)となり、連結売上高は0.06%増の17億2,000万ペソ(約44億円)となりました。
総合不動産サービス会社コリアーズ・フィリピンによると、2022年のマニラ首都圏のホテルの平均稼働率は51%で、2020年の20%、2021年の44%から着実に上昇しています。これは、外国人観光客の増加、地元観光客のレジャー消費傾向の高まり、会議・報奨・会議・展示会(MICE)活動の回復によるものです。コリアーズは、レジャー客を取り込むべく、ホテルデベロッパーが今後建設予定のホテルの完成スケジュールを早めることを推奨しています。同社はまた、2023年から2024年にかけて、首都圏で7,140室の新規ホテルが供給されると予想しています。このうち、ベイエリア、ケソンシティ、フォートボニファシオが新規供給の75%を占めると見られています。コリアーズは、国内の他の観光地に行く前の中継地点的な位置づけとしてマニラに滞在する旅行者を含め、レジャー旅行者向けの柔軟なパッケージも提供する必要があるとホテル事業者に提案しています。
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【フィリピン・セブ】HOTEL 101 CEBU ホテル101セブ|コンドミニアム
(出所:Business Inquirer、Colliers)
(画像:UnsplashのAnirudh Gaurが撮影した写真)
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