[マレーシア/シンガポール] ジョホール-シンガポール経済特区はより多くのスタートアップの創出に貢献

2024/03/12


ジョホール・シンガポール経済特区(JS-SEZ)の設立は、マレーシア国内、特にジョホール州において、より多くのスタートアップ企業の創出に貢献しそうです。JS-SEZの設立は、科学技術革新省(MOSTI)が掲げる「2025年末までに5,000社のスタートアップ企業を創出する」という目標を達成する上で重要な役割を果たします。



これまでに、ジョホール州には3,000社のスタートアップ企業が進出しています。シンガポールに近い戦略的な立地に加えて、戦略的な位置づけと政府の積極的な取り組みによって急成長するエコシステムがこの後押しになっています。ジョホール州はスタートアップ企業にとって戦略的なゲートウェイであるため、MOSTIはより多くのスタートアップ企業がジョホール州で事業を開始することを期待しています。



また、MOSTIは、ジョホール州の経済的業績が世界的な評価を得ていることも強調しています。



StartupBlinkのグローバル・スタートアップ・エコシステム・インデックス・レポートにおいて、ジョホールバルは404位と躍進し、2023年の世界トップ600都市にランクインしました。東南アジアでは、ジョホールバルは9つ順位を上げて13位となり、マレーシアで3番目に活気のあるエコシステムとしての地位を維持しました。



国家プロジェクトのプラットフォーム「MYStartup」の取り組みは、2025年までに5,000のスタートアップを設立し、2030年までにマレーシアを世界のスタートアップ・エコシステムのトップ20にするという国家の目標達成に向けて貢献しています。また、MYStartup NXTと呼ばれるマイクロコンファレンスは、MyStartupの一環として、MOSTIが主導するマレーシア・スタートアップ・エコシステム・ロードマップ(SUPER)2021-2030に沿ったものです。これらのカンファレンスの目的は、マレーシア全土のスタートアップ企業を巻き込み、スタートアップ企業エコシステムのサポートやメリットを利用できるようにすることで、スタートアップ企業が次のレベルへとスケールアップできるようにすることです。



(出所:The Edge Malaysia

(画像:UnsplashのAfifi Zulkifleが撮影した写真)