[マレーシア] ジョホール・シンガポール経済特区の立地としてイスカンダル・プテリにチャンス

2024/01/10


メイバンクの投資銀行業務・市場リサーチなどを行うメイバンク・インベストメント・バンク(Maybank Investment Bank、メイバンクIB)は、不動産セクターの「中立」レーティングを維持し、ジョホール・シンガポール経済特区(JSSEZ)の立地先としてイスカンダル・プテリが有望であると述べました。 



同社は、イスカンダル・プテリ地区の土地代は、セデナック地区に比べ高いものの、より成熟しており、距離的にもシンガポールに近いとコメントしています。また、JSSEZがなくても、イスカンダル・プテリの不動産は、特にシンガポールで働くマレーシア人からの底堅い地元需要と外国投資に支えられているだろうと述べました。





メイバンクIBは、イスカンダル・プテリにある金融特区と高速鉄道(HSR)駅建設の可能性が指摘されているフォレストシティは、引き続きこの地域における不動産バイヤーの関心を集めるはずだとも述べました。 JSSEZの詳細は近々発表される予定で、2024年前半には不動産セクターの中心的な存在になるだろうと考えられています。



メイバンクIBの調査によると、JSSEZはセデナックもしくはイスカンダル・プテリ地区に立地する可能性が高いということです。メイバンクIBは、不動産セクターは2024年前半に取引のオポチュニティがあるとしており、そのテーマは特にJSSEZ、バヤン・レパス・ライト・レール・トランジット(LRT)の線形、HSRの復活の可能性であると述べています。




(出所:The Edge Malaysia

(画像:Unsplashのsilviaが撮影した写真)