2022/05/09
フィリピンMREIT社の1月~3月期の収益が9.02億ペソ(約22億円)、純利益は6.87億ペソ(約17億円)となりました。
不動産デベロッパー、メガワールド社の不動産投資信託(REIT)であるMREITは、開示資料の中で、期間中の分配可能利益が18%改善して6.39億ペソ(約16億円)になったと報告しました。
MREITは、最近取得した物件がはじめて、1四半期丸々の利益に貢献しました。
MREITは、2021年12月に4物件、総額91億ペソ(約226億円)を取得しています。これにより、同社のポートフォリオの総賃貸可能面積は、28万平米に拡大しました。
MREITの新規株式公開(IPO)時の22.4万平米から25%増えています。
MREITは、第1四半期終了時点のポートフォリオの総額は593億ペソ(約1,475億円)になったと発表しています。
MREITの社長兼CEOのケビン・タン氏は、今年の目標リターン達成に向けて順調に進んでいると述べています。
「賃料上昇、安定的な稼働率、そして取得計画の組み合わせで、2022年、株主の皆様に目標利回りをお届けできるよう、順調に進んでいます。」
MREITは、2022年通年で、1株当たり1ペソの配当を宣言する予定です。これは、同社の当初計画より6%高い値です。
「この目標には、今年行う予定のMREITの取得の上振れ効果は考慮されていません。」
MREITは、不動産と引換に株式を発行する形で、53億ペソ(約132億円)相当のさらに4物件を取得する計画を発表しています。
この取得は、5月中に完了する予定で、MREITのポートフォリオの総賃貸可能面積は16%増加し、325,000平米となります。
「この取引の完了を楽しみにしています。これにより、MREITのフォート・ボニファシオエリアでのプレゼンスをさらに強固なものにできます。このエリアは、現在フィリピンで最も高い賃料を得られるエリアのひとつです。」とタン氏は話しています。
この取得により、MREITのポートフォリオは、メガワールドの4件のプレミアタウンシップ内にある18のオフィス物件で構成されることになります。
▶関連して読む
[フィリピン] MREITさらに53億ペソのオフィスタワー取得
※文章中の日本円表記は、記事執筆時の換算レートで換算した参考値です。
(出所:Manila Times)
(画像:Photo by Ariane Joy Cacay on Unsplash )
もっと詳しく知りたい方はこちら