2024/01/09
フィリピンの不動産デベロッパー オルティガス・ランド社(Ortigas Land)が今後2~6年の完成を目指す2つの住宅タワープロジェクト、「オリン・アット・ジェイド・ドライブ(Olin at Jade Drive、以下「オリン」)」と「エンプレス・アット・キャピトルコモンズ(Empress at Capitol Commons、以下「エンプレス」)」が着工されました。
オルティガス・ランドのアシスタント・バイスプレジデント兼レジデンシャル・ビジネス・ユニット・ヘッド、ジェナ・J・ベラルド氏は、「これらのマイルストーンは、エンプレスで賑やかな街の中に静かな空間を提供し、オリン・アット・ジェイド・ドライブでより広いマーケットを開拓することで、生活のための素晴らしい場所を建設するというオルティガス・ランドのコミットメントを示すものです。」と、声明の中で述べています。
エンプレスは56階建てのレジデンシャルタワーで、居住者にシームレスで便利な生活を提供するスマートホームリビングを特徴としています。工事は2026年第4四半期までに完了し、随時引き渡しされる予定となっています。
「これらの住宅プロジェクトの立地と位置づけは、今後の開発とインフラと相まって、潜在的な居住者と投資家に大きな展望をもたらすでしょう。」とベラルド氏は語っています。
オルティガス・ランド社は、2022年第4四半期にオリンを着工、同社初となる中所得層向けの住宅タワーとなります。
オルティガス・ランド社によると、オリンはモダンで人間工学に基づいた内装が特徴です。オリンは、2029年第4四半期までに完成する予定となっています。
両プロジェクトとも、オフィス、商業、小売不動産開発の中心にあり、顧客にさらなる利便性を提供するとオルティガス・ランド社は述べています。
1931年に設立されたオルティガス・ランド社は、1931年設立、工業、商業、住宅の中心地で事業を展開する不動産デベロッパーです。
総合不動産サービス会社コリアーズ・フィリピンの予想では、2024年から2026年にかけて、マニラ首都圏で年間平均約7,300戸のコンドミニアムが完成します。同社は、デベロッパー各社に対して、目の肥えたバイヤーの好みに合わせて、アメニティをアップグレードし、付加価値を組み込むことを提言しています。また、プロジェクトの発売を計画している各ビジネス地区における魅力的な価格セグメンが何かをしっかりと評価する必要があると述べています。
コリアーズによると、2022年から2023年9月まで、オルティガスCBD、マンダルヨン市、パシッグ市、ベイエリアにおいて、低~高中所得者向けプロジェクト(320万~1,200万ペソ(約820万円~3,085万円))の人気が続いているということです。
(出所:Business World Online、Colliers)
(画像:UnsplashのJonal Dela Cruzが撮影した写真)
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