2020/12/01
海外不動産と株式投資を比較
それぞれのメリット・デメリットは?
海外不動産投資とは、海外に立地する不動産を購入し、継続的な家賃収入や物件の値上がり益などを狙う投資のことです。
日本では今後人口の減少が見込まれている一方で、海外には人口が増加している国もあります。
将来性豊かな市場で利益を狙いたい場合は、海外不動産投資がおすすめです。
海外不動産投資のメリットについて解説します。
ポイントは日本国内よりも効率よく利益を狙える点と、外貨建ての収入が入ってくる点です。
海外不動産投資では大きく分けて2つの利益を狙えます。
長期継続的な家賃収入と物件の値上がりに伴う転売益です。
特に、長期継続的な家賃が安定的に入ってくる点は、不動産投資のメリットと言えます。
不動産投資は、長くて10年単位など長期継続的に投資するのが一般的です。
物件を保有している間は、入居者が入っていれば、毎月家賃収入が入ってきます。
日本国内での不動産投資は円建てでしか家賃収入が入りませんが、海外不動産投資では外貨建ての家賃収入を得られます。
日本経済の先行きが不透明な現代では、外貨建ての資産を作ることは、資産分散の観点で有効です。
外貨建ての収入は、資産運用全体で見たときのリスク分散にもつながります。
海外不動産投資では、ローンを活用すれば、少ない自己資金で大きな金額の投資も可能です。
なお、外国人向けの現地ローンを利用できる国もあります。
現地ローンを利用すれば、為替リスクを排除することも可能です。
また、サラリーマンの人は特に、本業に安定した収入があるため、融資を活用しやすい点がメリットとなります。
自己資金効率を大幅に上げられるのは、不動産投資特有のメリットです。
日本国内の不動産投資と同様に、海外不動産投資も賃貸管理を外部委託できます。
賃貸管理を委託できれば、投資家本人の手間を大幅に削減可能です。
また、不動産は金融商品と違って毎日値動きすることもありません。
海外不動産投資では、webに張り付いて相場を追うこともしなくて済みます。
本業が忙しくても問題なく進められる点は、海外不動産投資のメリットです。
つづいて、海外不動産投資のデメリットについて解説します。
特に、為替変動と情報収集については要注意です。
海外不動産投資もローンを活用できますが、どの国で投資する場合でも必ずローンを使えるわけではありません。
また、ローンを活用できる場合でも、収入や勤務先などによっては、物件価格の半額程度は自己資金を求められる場合があります。
他の種類の投資と比較して必要な自己資金が比較的大きくなることは、海外不動産投資のデメリットです。
海外不動産投資は物件の購入手続きを完了させるまでに時間がかかります。
海外送金やローン利用時の認証手続きなど、国内不動産投資と比較して手間がかかる手続きもあるので要注意です。
登記手続きについても、手続き完了までの期間が国によって異なります。
東南アジアでは特に、登記済証の発行に多大な時間がかかることもあるので、事前の確認が重要です。
外貨建てで資産形成できることは海外不動産投資のメリットですが、為替次第で資産価値が変動することは、海外不動産投資のデメリットとなります。
物件を売却したい時に為替の状況が思わしくない場合は、為替が回復するまで待つことも必要です。
外部要因の完全な排除ができない点は、海外不動産投資の注意点となります。
特に新興国では、建設途中の新築物件が投資用として販売されていることも多いものです。
海外では日本と違って物件が完成しないこともあるので、新築物件に投資する場合は、売主の見極めも重要なポイントになります。
しかし、個人の日本人投資家が海外デベロッパーの情報を集めるのは、言語の問題もあるため難しいものです。
海外不動産投資を成功させるためには、仲介役となるエージェントに信頼できる人を見つけることがカギになります。
株式投資とは、証券会社のサービスを利用して証券口座を開設し、株式会社が発行する株式を購入することで利益を得る投資手法です。
企業が各株主に配当する配当金と、株式の売却益による利益を狙えます。
株式投資のメリットについて解説します。
最大のポイントは、利益確定までの期間が短いことと少額からでも投資できることです。
証券口座を開設できれば、株式投資はすぐに始められます。
また、株価の動向次第では大きな利益を狙えることも、株式投資の特徴です。
株式は売却にあたって大きな手間を必要としないので、流動性が高いことも株式投資のメリットとなります。
近年では、年金不安などから資産運用に対する世間的な関心も高まっているため、各証券会社も少額からの投資に対応しています。
また、投資額も投資家自身がコントロールできるため、多額の自己資金を必要としない点は、株式投資のメリットです。
つづいて、注意すべき株式投資のデメリットについて解説します。
ポイントとなるのは、手間がかかる点と値動きが大きいことです。
株式は株式市場がオープンしていると常時値動きします。
株式売却のタイミングを掴むためには、常に値動きを追いかけなければなりません。
また、利益が上がりそうな銘柄を把握するためには、日々の情報収集が重要になります。
本業の仕事を抱えながら片手間で株式投資をすると、値動きの把握と情報収集は負担が大きいものです。
不動産など他の資産と比較すると、株式は比較的値動きが大きい資産です。
また、思わぬ原因から短期間で大幅に値下がりすることもあります。
そのほか、不動産など実物投資とは違い、購入銘柄の会社が倒産してしまった場合は、株価がゼロになってしまうこともあります。
不動産投資と比較するとリスクが大きい点は、株式投資のデメリットです。
海外不動産投資と株式投資とを比較した時に、どちらを選べば良いのか、ポイントを絞って比較します。
資産分散の観点で見ると、株式投資との比較では海外不動産投資に分があります。
不動産を保有できる上に、外貨建ての家賃収入が入ってくるためです。
株式投資でも海外銘柄を購入すれば、海外不動産投資と似たような資産分散ができます。
しかし、マーケットウォッチの手間を鑑みると、言語の壁がリスクを大きくするとも言えるでしょう。
海外不動産投資をすれば、比較的安全に外貨建ての資産形成が可能です。
利益確定までの期間という点で見ると、株式投資にアドバンテージがあります。
海外不動産投資は、税金を考慮すると長期間の物件保有が理想的だからです。
海外不動産投資は、特に新興国で投資すれば利回りを上げられます。
しかし、日本での税金を考慮すると、最低でも5年〜6年は保有するのが理想です。
物件売却時には、日本でも譲渡所得税が課税されます。
譲渡所得税の税率を抑えるためには、物件購入の翌年1月1日から数えて5年以上の物件保有が必要です。
一方で、株式投資で売却益に課される税金は、株式の保有期間に左右されません。
税金を気にせず短期で売却できる点は、株式投資の強みと言えます。
海外不動産投資は、人口や経済が伸びている国で投資すれば、効率よく利益を狙えます。
しかし、投資先の見極めには情報収集やエージェントの選定など、それなりの手間がかかることも事実です。
一方で、株式は不動産よりも値動きが大きいため、株式投資はとにかく短期的に利益を上げていく投資スタイルに向いています。
「どちらの方が利益を上げやすいか」という観点ではなく「自分はどのように投資したいのか」という観点で投資先を選ぶことが重要です。
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