2024/02/28
フィリピン初の地下大量輸送システムは、2024年1月時点でプロジェクト全体の進捗率が40%を記録し、ほぼ半分が完成しました。
フィリピン運輸省(DOTr)のバウティスタ長官は、1月末のマニラ首都圏地下鉄プロジェクト(Metro Manila Subway Project, MMSP)の現場視察の際、ラルフ・レクト財務長官および国際協力機構(JICA)の坂本威午 駐フィリピン首席代表とともに、このニュースを伝えました。
2029年の完成に向けて予定通り進めていると語りました。
このプロジェクトには、バレンズエラ市とパサイ市を結び、17の駅からなる33キロの鉄道路線とデポの建設と、パラニャーケ市にあるニノイ・アキノ国際空港(NAIA)第3ターミナルへの支線が含まれます。
このプロジェクトを通じて州当局は、バレンズエラからNAIAまでの所要時間を1時間30分からわずか35分に短縮し、1日あたり51万9,000人の旅客に対応することを目指しています。
バウティスタ氏によると、国土交通省は現在、JICAと日本政府が提供する融資契約に関する文書草案の検討のため、国家経済開発庁(NEDA)および財務省(DOF)と協議中です。
レクト財務長官はまた、運輸省が用地問題の解決に取り組む一方で、プロジェクトが予定通りに完了するよう支持を表明しました。
一部の土地所有者が国への土地の明け渡しを拒否したため、通行権(right-of-way)問題が発生し、MMSPが工事を再開したのは2023年1月のことです。
MMSPは現在、2本の融資契約によって資金を調達しています。
レクト長官は、財務省がMMSPの資金確保に全力を尽くしており、2024年3月までに1,500億円相当の3本目の融資契約をまとめることを目標にしていると述べています。
(出所:Philstar)
(画像:pixabay)
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