[フィリピン] Villarグループと三菱地所、パートナーシップを拡大

2023/03/02


フィリピンの大物政治家であり実業家でもあるマヌエル・ビラール・ジュニアは、ビラールグループ(Villar Group)が、三菱地所株式会社(MEC)とのパートナーシップを拡大すると述べています。



2023年2月8日から日本の東京を訪れたマルコス大統領に同行したビラール氏は、フィリピンビジネス代表団の一員として、他の大物経営者と共に三菱地所と協定を締結しました。



新たに締結された契約についての詳細は、すぐには明らかになっていません。



2020年、三菱地所は、ビラールグループとの提携を通じてフィリピンの住宅市場に参入しました。



ビラールグループのVista Land & Lifescapes Inc.(VLL)は、この提携により、アジアの異なる地域から最大手の不動産会社2社が集結したと述べました。



両社は60対40の合弁会社を設立し、マニラのタフト通り沿いに複合高層コンドミニアムを開発する予定です。



このプロジェクトは、10万人の大学生、大学院生、教員、事務職員が住み、4キロメートルにわたって少なくとも13の大学が軒を連ねる「タフト大学ベルト」で、増加する学生および学校関係者に対応するものです。学校以外にも、病院、商業施設、LRT「ヴィト・クルス」駅などの公共交通機関に近接した戦略的な立地となっています。



このプロジェクトは、三菱地所にとって、フィリピンにおける初の住宅開発プロジェクトとなります。



また、ビスタランドの子会社ビスタ・レジデンシーズ(Vista Residences)にとっては、タフト地区における4番目のプロジェクトであり、急成長中のユニバーシティシリーズ(高密度で学生向けの高層物件商品)の一部でもあります。



この物件には、1,000戸を超える32階建ての住宅と、7階建ての駐車場、1階には様々な商業施設があります。引き渡し予定は、2024年後半です。



三菱地所の取締役専務執行役員である四塚雄太郎氏は、ビスタランドとのパートナーシップをさらに模索したいと述べています。



ビスタランドはフィリピン全土で事業を展開しており、三菱地所グループは米国、英国、オーストラリア、アジア諸国など国際的な市場にも進出し、多様なポートフォリオを誇っています。



▶三菱地所のフィリピン初レジデンシャルプロジェクトの詳細は「こちら

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(出所:Philstar

(画像:Image by gloverbh222 from Pixabay)