[フィリピン] アルタランドが計画するマカティの高級住宅開発プロジェクト

2023/08/07


グリーン開発で知られるフィリピンの不動産デベロッパー、アルタランド社(Arthaland Corp.)が、マカティ市に60億ペソ(約138億円)の高級住宅開発プロジェクトを計画しています。



同社によると、31階建てのプロジェクト「エルリア(Eluria)」は、3ベッドルームと5ベッドルームの限定37戸で、価格は1平方メートルあたり約54万ペソ(約124万円)だということです。



プライバシーを最大限に確保するため、1フロアあたりのユニット数は1~2戸に設定されています。



アルタランド社の戦略的資金調達、投資担当上級副社長であるシェリル・ベラーノ氏によると、エルリアはアルタランド社とアーチ・キャピタル社(ARCH Capital)による60対40のプロジェクトで、アルタランドが過半数を所有しています。



販売・リース業務、プロジェクト・マーケティング、不動産管理担当のアータランド上級副社長オリバー・チャン氏によると、エルリアは裕福なエンプティ・ネスター(主にエンドユーザー)向けに販売されるが、投資家向けもあると話しています。



2023年5月末の時点では、37戸のうち11戸が売約済みとなっています。



アルタランドは、エルリアについて「最高級のコンシェルジュ・サービスを誇り、国際的な訓練を受けたホスピタリティ・ディレクターが提供する、パーソナライズされた高級サービスで、その水準を引き上げる」と述べています。



プロフェッショナリズム、細部への気配り、優れた対人スキルで厳選されたホスピタリティ・ディレクターたちは、オランダのインターナショナル・バトラー・アカデミー(TIBA)で10週間の集中トレーニング・プログラムを受ける予定です。



TIBAは、世界で最も優れた革新的なバトラー・サービス研修機関です。歴史的に、王室、富裕層、高級ホテルやリゾートなどの一流顧客のためにバトラーを養成してきました。



エルリアが建設されるのは、マカティ市レガスピ・ビレッジのラダ通りです。



1階ロビーとエントランス、駐車場(各戸3台、5ベッドルームは5台)8フロア、アメニティフロア、住居スペース20フロア、屋上デッキとなっています。



アメニティには、2レーンの温水海水レジャープール&ラッププール、屋内子ども用プレイルーム、ファンクションホール、屋上デッキのポタジェガーデンなどがあります。



アルタランドによると、近隣の目的地までは無料のシャトルサービスが利用でき、送迎エリアは建物の奥まった場所にあり、セキュリティとプライバシーが確保されているということです。



エルリアは、LEEDゴールドの事前認証を受けており、WELL、EDGE、BERDEグリーン認証の取得を目指しています。着工は昨年11月、現在コンクリート打設中です。完成予定は、2026年第2四半期を目指しています。



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*1フィリピンペソ(PHP)=2.59円で換算

(出所:Malaya Business Insight

(画像:UnsplashのBrian Bondocが撮影した写真)